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ホケンノミライ「生理痛を体験!男性も上司もマストで知るべきFemtechの基礎」

3月8日(金)国際女性デーに開催された「ホケンノミライ」で、Femtech Community Japanの皆川と木村が登壇したイベントをレポートします。

イベントリンク

イベント参加者のみなさん

1.男性も上司もマストで知るべきFemtechの基礎(Femtech Community Japan 木村恵)

当団体理事の木村から、保険会社のフェムテック事例・フェムテックが注目される背景や課題について、お話しいたしました。

日本の保険会社でも多くのフェムテック事業が立ち上がっており、特に企業の福利厚生分野でフェムテック事業が活発になっています。

①生命保険会社のフェムテック事例

・住友生命:Whodo整場、未病をケアするパーソナライズ伴走
・SOMPOひまわり生命:Linkx Life is
・日本生命:ライフイベント・キャリア両立支援パッケージ

②損害保険会社のフェムテック事例

・三井住友海上火災保険:凍結卵子専用保険、Value Add Femtech Community
・損害保険ジャパン:不妊治療と仕事の両立プラン

③少額短期保険会社のフェムテック事例

・MICIN:がんを経験した女性を支えるがん保険
・楽天損保:子育て安心ミニ保険
・スマートプラス少額短期保険:母子保険はぐ
・ニッセイプラス少額短期保険:ママとこどもの1000daysほけん
・太陽生命ダイレクト:出産保険

Femtech Community Japan理事  木村 恵

生涯月経回数の増加による婦人科系疾患リスク増加や、共働き世帯の増加により女性が主婦から企業の要職へ変化し、女性が保険顧客として増加しており、保険業界でもフェムテックが注目されています。

保険業界におけるフェムテック事例については、以下の記事を参考にしてください。

2.生理痛体験を通じた想い合い研修(大阪ヒートクール 久保田千晶氏)

次に大阪ヒートクールの久保田千晶氏から、大阪ヒートクールで開発した生理痛体験デバイス「ピリオノイド」の開発経緯や、生理痛体験を通じて伝えたいことについて、お話しいたしました。

生理痛体験デバイスは、日本最大の発電会社である株式会社JERAの代表取締役会長・社長など経営幹部も、女性特有の生理痛を疑似体験し、情報発信しています。

多くの企業がダイバーシティ&インクルージョンの一環として、研修を実施しており、職場環境において女性特有の痛み体験を通じて、共有できない痛みを認識し想い合うきっかけになっています。

生理痛体験研修はこちら
https://sites.google.com/view/ohc-period/home?authuser=2

大阪ヒートクール ブランドマネージャー  久保田 千晶氏

3.生理痛体験をスタンプで教えて!(Femtech Community Japan 皆川朋子)

当団体代表理事の皆川から、生理痛体験が「辛い?辛くない?あなたの体験をスタンプで教えてください」と呼びかけたところ、約50名の方から体験申込がありました。

体験された参加者の「辛さの度合い」は以下のとおりです。

人によって全く感じ方が違います。「仕事ができるレベルではない」「妻をいたわります」という意見もあり、生理痛の辛さを理解することで、他者を思いやるきっかけになりました。

参加者の生理痛体験の辛さ度合いマップ

4.生理痛体験者の感想(一部紹介)

大阪ヒートクール開発の「生理痛体験デバイス」で体験できる痛みは、弱・中・強の3種類あります。

女性の8割以上が、自身の生理痛は「強」と同等かそれ以上の痛みと回答していますが、生理痛体験者の感想を共有します。

痛さもあるが、気になって気持ち悪い。

男性

思ったよりもすごかった!こんなのが日常的に続くと思うと、とんでもない。

男性

痛さの波2回でギブアップ。「弱」でもずっと続くのは耐えられない

男性

妻をいたわります!

男性

ちょっと仕事はできない。やる気にはならない。

男性

もう全然無理!とにかく無理!

男性

上司と1on1と言われても断る!

男性

この状態でミーティングは嫌!絶対在宅ワーク

男性

短い時間なら耐えられる。1日続くと嫌な気持ちになる

男性

自分の生理痛の痛さのほうが波が長い。痛さが似ている!

女性
生理痛体験の様子

5.まとめ

東京都の調査結果では、約7割の女性が「女性特有の健康課題に対して、職場にどのような配慮があると働きやすいと思うか?」という質問に対し、約7割の女性が「上司・周囲の理解」と回答しています。

女性の健康課題は、男性が理解が難しい部分も多く、また女性同士であっても話しづらいこともあります。

しかし、多くの女性は「周りが女性の健康課題について知識があると安心できる」と感じています。

今回のイベントで、女性の健康課題に対して興味・関心をもつことが重要と改めて感じました。

20代から70代まで幅広い年齢層の方が体験会に参加

6.Femtech Community Japan法人会員様募集中!

Femtech Community Japanでは、スタートアップ・大手企業、VC・投資家、⼤学・研究機関、医療・ヘルスケア関係者メディアパートナーなどが集まり、Femtech関連の取り組み・情報共有や現状の課題と今後に向けた議論・ネットワーキングなどを行っています。

ご関心のある方は、Webサイト、Twitter、facebookグループをぜひフォローください。

2023年より、法人会員・スタートアップ会員も募集しております。ご関心の方はお問合せ(hello@femtechjapan.com)もしくは下記お申込みフォームよりご連絡ください。

■会員申込フォーム

https://forms.gle/YF48DYmCkm6pa6mz5


■団体紹介資料

https://drive.google.com/file/d/1GFqX9i2kF3gcG84AWnLGPZW0yeIk-2bo/

■HP

https://www.femtechjapan.org/

■note

https://note.com/femtechjapan

■facebook グループ

https://www.facebook.com/groups/femtechcommunity

■X(旧twitter)

https://twitter.com/JapanFemtech

■Instagram

https://www.instagram.com/japanfemtech/

最後までご覧いただきありがとうございました!

左からFCJ木村、大阪ヒートクール久保田氏、FCJ皆川

著者 木村 恵(Femtech Community Japan 理事)
20年近い保険業界での経験を持ち、生保で健康増進型保険の企画、損保で大規模システム開発のプロジェクトマネジメントに従事。
業界団体の理事、NewsPicksトピックスオーナー、スタートアップ顧問を兼任。フェムテック専門家として、起業家支援や大企業の新規事業の相談に応じている。
社会情勢や海外ビジネスモデルに関する考察をメディア等で多数発信。
経営学修士(MBA)。


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