フェミニスト・トーキョー
マイノリティとして生きてきたはずなのに、いつの間にかマジョリティだと指を差されるようになっていた。 そんな方にこそ読んでいただければ、と思いながら書いています。
時事ネタですとか、特にオチがないものですとか、面白いと思ったけどイマイチまとまらなかった話とかです。
こんにちは。フェミニスト・トーキョーです。 今回はタイトルにもある通り、SNSなどで定期的に話題になる、AEDの使用に関する諸問題について考えてみました。 …と、言いつつですが。 この「AEDが定期的に話題になる」というのは、だいたいの場合、 「男性が女性に対してAEDを使用する時の、❝配慮❞ の話」 に辿り着くのですよね。 でも、この「女性への配慮」なるものを突き詰めて考えてゆくと、たとえどう配慮しようとしても、 100%の「配慮」が出来なければ意味が無い ↓
こんにちは。フェミニスト・トーキョーです。 今回は、以前からちょいちょいご質問をいただいていた「多様性の統一」という、一見するとこの6文字の中ですでに矛盾しているようにしか見えない妙な用語は一体何なのだ?という話です。 多様性の統一で新しい政権を!(意味不明) この言葉が急に知れ渡ったのは、2021年の衆議院議員総選挙において、日本共産党が表題の文言を掲げた集会を開き、志位委員長がスピーチを行なったことが発端でした。 ここで共産党が言っている「多様性」とは、各野党を
こんにちは、フェミニスト・トーキョーです。 今回はちょっと駆け足で、「ファッションセンターしまむら」で有名なしまむらグループが手掛けているベビー・トドラー向けブランドの「バースデイ」で販売されていた、デザイナーコラボ商品の炎上について取り上げてみます。 タイトルの通り、これまで何度か起きた企業のキャンペーンや広告に対する拒否反応から発生した、いわゆる「キャンセルカルチャー」と呼ばれる炎上事件がありましたが、今回のこれもまたキャンセルカルチャーではないのか?というご意見があ
こんにちは。フェミニスト・トーキョーです。 いや久々にnote書きます。サボりっぱなしで申し訳ありません。 X(旧Twitter)を青バッジにしたら、適度な長さの長文が書けるようになってしまったので、ついそちらに頼りがちになり…。 言い訳はこのくらいにして、本題に入りましょう。 急にnoteを書く気になったのは、とある事件に関して思うところがあったためです。 漫画の実写ドラマ化にあたって、原作者が「必ず漫画に忠実にして欲しい」という要望を出していたに関わらず、プロデュー
諸君 私はたけのこが好きだ 諸君 私はたけのこが好きだ 諸君 私はたけのこが大好きだ 全国一億三千万人のたけのこ派の皆様、いかがお過ごしでしょうか。 たけのこ原理主義者のフェミトーことフェミニスト・トーキョーです。 今回はエッセイや論説ではなく、純粋(?)な小説を書いてみました。 発端は、いつもTwitterを介して良質な議論にお付き合いいただいている、DNFさんとのこんなやり取りでした。 有名なライトノベル「キノの旅」に絡めての話だったのですが… DNFさんは「き
こんにちは。フェミニスト・トーキョーです。 今回は、Amazon制作のドラマ「ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」における、ポリコレ対策と思われる配役の妙についてのお話です。 なお、あらかじめお断りしておきますが、私は人種差別についての専門家でも何でもありませんので、本稿はただの「指輪物語」シリーズのファン、ファンタジー創作と映画が大好きな一個人として、本作を通してこれからの映像作品における懸念と考察を綴ったものです。 何か特定のグループ、思想を代表して申し上げるわけでは
こんにちは。フェミニスト・トーキョーです。 今回は、SNSでたびたび巻き起こる「炎上」を眺めていて、それらのほとんどが瞬間的でヒステリックな怒りである点について、 「この長続きしない憤りは、いったいどんな衝動から生まれるのか?」 について考えてみました。 長続きしない怒りの例先日、とあるCERO-DのゲームがSwitchで発売されるということについて、ジェンダークレーマーの方々から非難の声が上がりました。 が、湧き上がっていたのは割と一瞬で、開発元が「キャラクター名など
こんにちは。フェミニスト・トーキョーです。 Twitterでのやり取りをご存知の方であれば、私がとある記事に関しての議論を展開していたのは周知のことと思います。 私はその記事に関して、ある修正を筆者さんにしてもらうべく奮闘しましたが、力及ばず、私からの要請は直接は聞き入れられませんでした。 しかしながら、別途に関係者諸氏の尽力により、最終的には望む形になりましたので、以後そちらの事案に関しては手を引くことと致しました。 今回は、この記事に書かれている「表現の自由派」とい
こんにちは、フェミニスト・トーキョーです。 この名前での始動から1年ちょっと経ち、おかげさまでnoteもTwitterもフォロワーさんが順調に増え続けているのですが、Twitterの方では正直なところ、少々面倒な議論に巻き込まれることも多くなりました。 まぁ、自分から絡みに行くこともあるのですけれどもw ただ気になるのが、その議論の中で「アンチフェミニスト」と呼ばれることが少なからずあるのですよね。 アンチフェミニストとは、言葉どおりフェミニズムやフェミニストに否定的な
こんにちは。フェミニスト・トーキョーです。 今回はタイトルの通りで、記事ではありますが豆知識的な話でして、 「フェミニスト的には、ポルノや性的ビジネスって実際のところOKなの?NGなの?」 というお話です。 何やらまた扇動的なタイトルを…と思われた方もいるかも知れませんが、実はこれ、実際に存在する抗争の俗称なのです。 字面にも勢いがありますよね。 「フェミニスト・セックス・ウォーズ」ですよ。 要はフェミニスト同士の抗争というか内戦でして、いわゆるツイフェミと呼ばれるS
こんにちは。フェミニスト・トーキョーです。 最近どうも個人的に「多様性」とは何か、について考えさせられることが多く、その中で書いた連ツイが良い反響をいただきましたので、他の話題も絡めつつ、その話をあらためてまとめてみました。 最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。 「多様性」とは何か? 昨今よく聞かれるこの「多様性(ダイバーシティ)」という言葉ですが、紐解いてゆくと意外にも「多様性とはこういうもの」という明確な定義がされているわけではありません。 もとも
こんにちは。フェミニスト・トーキョーです。 今回は突発的に「書こう」と思った話です。 途中で語られる性教育の話が発端なのですが、本稿で申し上げたい主題はそれではありません。 子供から何かを訊かれたときの、大人からの回答について、 「あなたのその回答は、子供の頃のあなたを納得させられますか?」 というのが主旨です。 自分はまぎれもない大人である、という確信のある方にこそ読んで考えていただければと思って書きましたので、よろしくお願い致します。 思春期にモヤったことあり
こんにちは。フェミニスト・トーキョーです。 先に書いた記事に引き続き、今回もVTuber戸定梨香さんのお話です。 もし概要についてご存じない方は、こちらの記事の前半部分だけで構いませんので、ざっとお読みいただければ幸いです。 「抗議への抗議」の回答は?全国フェミニスト議員連盟(以下、フェミ議連)に対して、おぎの稔議員らを中心に発起されて出された質問状の回答期限は2021年9月24日でしたが、結局、日付が変わるまで待っても回答は届かなかったとのことです。 一方、署名はとい
こんにちは。フェミニスト・トーキョーです。 今回は、VTuber戸定梨香(とじょう・りんか)さんに関するお話です。 彼女にまつわる騒動については既にかなり有名かと存じますが、一応簡単な経緯を載せておきます。ご存じの方は読み飛ばしてください。 *** 彼女は所属する「株式会社Art Stone Entertainment(以下「ASE」)」がある地元・千葉県松戸市の松戸警察署とのコラボで、交通安全キャンペーンへ参加しており、下記の通りASEおよび松戸署からも正式に広報も行
こんにちは、フェミニスト・トーキョーです。 この記事は、東京パラリンピックの開幕日に書いています。 オリンピックもそうでしたが、全世界から集まったアスリートを、満員のスタジアムで歓声に包んで差し上げられないのが大変に残念ではありますけれども、まずは無事に開催までこぎつけられたことを喜び、関係者各位の努力と尽力に敬意を表します。 さて。 そのパラリンピック開幕に際して、こんな話がありました。 毎度おなじみ、フェミニスト界の大御所・上野千鶴子先生ですね。 「女性障がい者た
こんにちは、フェミニスト・トーキョーです。 今日は、とある漫画家さんの投稿を元に、その内容が「家父長制の権化である」かのように扱われていることに対して深く疑問を持ちまして、あらためて考える機会にしていただければと急遽まとめました。 いつもにも増してとりとめのない内容になっておりますが、書いている私も頭の中に色んな考えがグルグルと渦巻いている状態ですので、読まれた方も無理に結論を急がずに、一緒に考えていただければ幸いです。 発端の投稿とその反応きっかけは、以下の投稿でした