見出し画像

大人の性教育は『風俗嬢』から学ぶべし

「この業界の女の子だったら、月に2回は婦人科外来に必ず行くわ」

月2回は必ず検診に行く職業の女の子とはどういう職業か🤔

想像できますか?

銀座ホステス10年の経験の中で、知り合った女の子たちは、ホステスだけではありません。

昼と夜を掛け持ちしている女の子が7割を占める銀座の世界。

その中には、風俗関係の女の子もいました。😌

彼女たちは、わたしたちよりも『女性器』を大切にし、そして、自分のココロとカラダにきちんと向き合っていました。

そんな彼女たちの話を紹介したいと思います。



◾️第一印象は小柄なセクシー女性


浅草を拠点にストリッパーとして、第一線の舞台で活躍していた彼女と出会ったのは、銀座のとあるクラブでした。

小柄な体型なのに、出るところはちゃんと出ていて😳

お客様からも『ずいぶん色っぽいなぁ』と言われていました。

本業は?と聞かれると

『あ、スーパーでバイトしてるんです』

完全に嘘だとバレバレでしたが😂

わたしも、彼女から本職を聞くまでは『謎のセクシー女性』というイメージしかありませんでした。

ある日、彼女からとある場所で舞台に出るから、観に来ないかと誘われました。

『まぁ、いつもは男性しか観客がいないんだけどね』

その日は、どうも彼女のバースデーイベントらしく🤔
女性もウエルカムという話だったので、そのチケットを購入して舞台を観に行ったのですが…。

チケットを購入するまでは、彼女が何者か…正直な話わかりませんでした。

そのチケットを購入して、初めて知ったのです。😳

ストリッパーさんなのねと



◾️妖艶な姿の努力の先には


こんな経験は人生で初😳でした。

いつもクラブで一緒に仕事をするホステス仲間のひとり…です。

ドキドキしないはずがありません。

そしてその日は彼女のバースデーイベントで、小さな舞台小屋には、彼女の熱狂的なファンが大勢集まっていたのです。

その手には花束やプレゼントを持っていました。

あ、しまった😂とその時思いました。

彼女は『観にきてくれるだけでいいから』と言っていましたが、流石にそういうわけにはいかないと思ったので、別の日にプレゼントを渡すことにしたのです。

そして、バースデーイベントが始まったのだが、いつも銀座のクラブで見ている彼女とは全く別人で😳

なんと表現したらいいのでしょうか。

一言で言えば『妖艶』

あの小さなカラダで、こんなに人を魅了するものかと驚きました。

これは、日本文化が作り出した『芸術』と言ってもいいかもしれません。

それより、わたしがびっくりしたのは😳

…見えてます

見えちゃっていいんですか😂⁉️

といっても、チラ見です
全部露出するわけがないのですが

それにしても、綺麗😳

女性が見ても、きっと同じことを思うに違いないでしょう。

あまりの綺麗さに、何をしたらそんなに綺麗になるのかという興味が湧いてしまったのです。

そして、バースデーイベントが終わった後、彼女の楽屋に呼ばれ、つい聞いてしまいました😂

あまりにも綺麗すぎるから何をしたら、そんなに綺麗になるの?と…

彼女の答えは

脱毛したから、その後は、毎日美白ケアをしているわね🤔
あと、ショーツの摩擦で黒ずんでくるじゃない?
だから、基本ショーツはナイロン製とか選ばないようにしてるか、ノーパンかなw

あと、あれよ

生理用ナプキンは使わないようにしてて
海外からこれ取り寄せて使っているの😌

今では、身近な存在になりつつある 月経カップを見せてくれました。

あの美しさを出すには

陰部に不要なものに触れさせないこと

ということを知りました。

つまり、普段から🤔ノーパン?

舞台に出る時は、陰部に香り付きのパウダーをパフパフしていました。

『チラ見せする時に、ふわっと香らせるとたまらないみたいなの❤️』

そういう演出も考えているのかと😳驚きです。

本番行為はもちろんありませんが、魅せるということで、男性を虜にしているのがすごいと思いました😳

そして、最後に彼女がわたしに教えてくれたのが

『月2回は婦人科外来でちゃんと検査を受けてるの』


◾️子宮を守ることでこの仕事は成り立つ


『もしかすると、一般の女の子よりもストリッパーの女の子の方が、自分のカラダを大切にしているかもしれないわね』

彼女たちは、『自分のカラダ』が商売道具です。

だから、健康でなければビジネスは成り立たないということを知っていました。

自分の生理周期を理解して、それに合わせて舞台に出る日を決めているのです。

『1週間ぐらい舞台に出ないとさ、バレるわけよ😂今週は生理なのかって』

彼女が笑いながら話してくれました。

いや、別にバレてもいいわけよ

そのあとちゃんと舞台に出れば、『今月も子宮は元気だったんだね』ってお客さんからヤジが飛ぶだけなんだけど

面白いよね〜

お客さんがね、わたしのカラダをいつも心配してくれてるの

でもさ、カラダが基本じゃない?

だから、ちゃんと自分のカラダのことを知っておかないといけないと思って、婦人科外来に月に2回通うようになったわけ

他にも、ソープ嬢の女の子も月2回検診受けてるよ

そっちの場合は、『病気』検査だけどね


◾️吉原の女の子


え?まだ吉原ってあるの?

今も、その文化が続いていることに、わたしも驚きました。

そして、縁があって吉原で働く女の子と知り合う機会があったのです。

彼女たちもまた『月に1回は必ず検査を受ける』決まりらしい🤔

カラダが基本の彼女たちは、必ず検査を受け、異常がなければそのまま仕事を続けることができるのですが、中には、検査に引っかかり、1ヶ月お休みする子もいるとか🤔

彼女たちは、その検査以外にも、ちゃんと婦人科外来で治療を受けていました。

ある年齢になってくると『更年期』という問題に直面します。

正直な話、吉原って年齢がピンキリなわけよ😂

熟女もいるしね

お客さんの好みに合わせて、女の子も用意しないといけないっていうのがあるんだろうけどね

中には、20代のお客さん、40代を指名してきたりするもん


いや、知らない世界の話を聞いて、わたしはこういう世界もあるんだなって思いながらも、彼女たちは自分のカラダを守るために、ちゃんと検診に行っているんだと🤔改めて勉強させられました。

その時、わたしもちゃんと検査をして、治療をしていればよかったのかもしれないと反省すべき点がたくさん見えてきました。

その彼女から、ちょっとしたテクニックを教わりました😳

「挿入しなくても、イカせる方法があるわけよ。それで、わたしたち自分の女性器を守ったりするけどね

この仕事を続けながら、どうやって自分のカラダを守るのかという知恵を働かせて続けていることに、わたしは脱帽したのです。

もちろんこの世界に飛び込んだ理由があります。

だが、その理由はどうでもよくて、生きていくためにこの仕事でどうやって自分のカラダを守っていけばいいのか🤔

そして、彼女のある言葉でわたしは『日本における性教育』のレベルの低さを感じました。

もうね、ただ挿入して激しくすればいいって思っている人多すぎるのよね。AVの見過ぎだと思うわけ。

激しいのが好きな女性が多いって思い込んでいて、勘違いしてるのよね…。

だから、こっちも痛いの我慢して必死なの😭

あと、最悪なのが…
「排卵日はいつだ?排卵日じゃなければ妊娠しないんだろ?
避妊しなくても大丈夫だろ?」

って聞いてくるお客さん、最悪よね😭

女性のカラダのこと、何もわかっちゃいないからね。
ちゃんと女性のカラダのことも勉強してほしいわよ😭

…と彼女から話を聞いて、『フェムテック』がもっと普及したら…と思ったのです。

◾️風俗の女の子から『性』について学ぶ


正直な話

義務教育で学ぶ『性教育』より、風俗で働く女の子から『性教育』を学んだほうがいいとわたしは思っています。

特に、大人になってからの『性教育』であれば尚更です。

実際、ストリッパーの子、ソープの子、彼女たちから話を聞いたほうが、ものすごい勉強になりました。

女性器についても詳しかったし、自分のカラダのことも詳しかったからです。

逆にわたしは彼女たちから話を聞くまで、女性器について何も知りませんでした。

風俗業で働く彼女たちは生きるために必死です。

銀座ホステスもまた、生きるために必死な人が多いです。

その世界に10年いたからこそ、周りの人がどうも生ぬるい考え方の人が多いと感じてしまいます。

他の人の人生話を聞いても、面白みがないのです。

銀座で出会ったお客様の大半が『事業主』で、今までの人生についてたくさん聞いて、学んで、自分の人生観を広げていきました。

風俗業界の彼女たちから学んだことは、今別の形で役に立っています。

今、自分が開講しているこの講座がそうです。

前講師の助産師から多くのことを学んできましたが、何かが足りないと感じていました。

それは、『人生観』だと思っています。

彼女が医療現場で実際に経験した話が、この講座に反映されていないからです。

新たな監修をお願いしている現役30年のいくこ助産師から現在の医療現場の状況について、いろいろ話が聞けると思っています。

いくこ助産師の今までの豊富な知識と経験を講座に反映させていくことで、講座の差別化が図れるのでは?と考えているからです。🤔

ただ、知識だけを教えても『そこに面白さ』がないと意味がないと思います。

風俗という世界について、世間は冷ややかな目で見るかもしれません。

ですが、彼女たちの生き様を知ることで、人生がもっと豊かになるし、知識も増えると思うのです。

彼女たちもまた、多くの業種のお客様が『顧客』になって、彼女たちに会いに行きます。

そして、お互いの人生を語り合い、共に成長しあっているって、彼女たちから話を聞くまで知り得なかった情報なのです。

わたしも銀座ホステスという仕事を10年続けて、本当に良かったと思っています。

銀座にいなければ一生出会うことができなかった、素晴らしい方々との出会いに感謝です。

そして多くの人との出会いによる経験を積み、今こうして自分の新たな人生を切り開くための知恵となっているのです。

この講座を通じて、多くの方に伝えていきたい🤔

『性』の学びが人生にとって、いかに重要なのかを




佐方ともみ 
美容業界28年目 エステティシャン
IOB認定オーガニック専門家
食べて痩せるオーガニックダイエットBioeat(ビオエット)®︎協会代表
フェミニンケア×更年期プラクティショナー養成講座主宰兼講師

いいなと思ったら応援しよう!