13.「あたま」<「こころ」
こころの耳できく
改めて、もう一度・・・。
これまで紹介してきた[万能の法則]を理解できるのは「こころ」です。
真理を理解できるのは「こころ」です。
シリーズ11.「インスピレーション」12.「直感をみがく!」についてもおなじことがいえます。「こころ」の耳を通して聞こえるのです。
宇宙が送ってくるメッセージはわたしたち人間の気持ちを通してキャッチ
するものらしいのです。
味は舌を通して、「美味しい!」と感じるように。その「美味しい!」はひとり一人のこころがキャッチするから「美味しい!」は人それぞれ。
「〇〇で行列の店」「〇〇さんオススメ」「NYで大流行」だから食べてみたい、食べてみたら「うん美味しい!」というのとは違うかもしれません。
もちろん、「美味しい!」と感じるかも知れませんが、「あたま」を通してキャッチしている可能性もありますね。「正・誤」ではありません。
ただ、「インスピレーション」を受け取り体質になるには「こころ」のセンサーでキャッチするしかないようです。
もし雪山で遭難して救助されたなら、その時に食べるしおおにぎりはめちゃめちゃ美味しいと思いませんか。
たいていの場合、わたしたちは「こころ」→「気持ち」をもてあます傾向にあります。特にネガティブな感情はみたくないものです。怒り・悲しみはもちろん、焦り・孤独・疑い・憂鬱・罪悪感・自己卑下などは扱いにくく、向き合いたくないものです。
ですが、心のメカニズムを理解して「こころ」を大切に扱い、「気持ち」を感じることでインスピレーションを受け取りやすくなるのならそのネガティブな気持ちにも向き合う価値はありそうです。
インスピレーション=直感は「無限の豊かさ」「想像力」の源なのですから壮大なパワーをチャージできそうではありませんか・・。
三つのちがいに気づく
「気持ち」「思考」「感情」のちがいをしっかりと理解することはこの
[万能の法則]のキモといえます。ここはメチャ重要なポイントです。
気持ち=単なるわいたエネルギーでその気持ちに対して解釈しないもの
思考=頭脳を自由にかけ巡っているもの
感情=「気持ち」+「思考」
気持ちそのものにはまだ名前がついていません。感じているそのものです。本当はそもそも名前を付けなくていいものなのかも知れませんが、わたしたちは「それ」に名前をつけます。
悲しみ・喜び・安心・孤独感・恐れ・安らぎ・罪悪感・・・・
思考も気持ちもエネルギーだとすると、自由に巡っている時はエネルギーは滞りません。ところが、「気持ち」にレッテル貼りをして、つまり名前をつけて定義づけや解釈をして善悪をつけます。これはエネルギーが滞ってしまい不快感を覚えます。
色と気持ちの評価軸
気持ちも色と同じで、良し悪しがないのです。黒が悪くて白がいい、そんなことはありませんよね。色で説明されるとわかりやすいのですが、「気持ち」も同様です。黒より白が意味があるとか、優れているわけではないように喜びが怒りよりすばらしいのではありません。安らぎが罪悪感より重要ではないはずです。ただ、「これは肯定的だ、それは否定的だ!」とレッテル貼りをしただけなのです。
人間の気持ち(エネルギー)には限界がないのでどんな気持ちも感じることで、エネルギーを循環させることが大切だというわけです。
人は生きている間に全ての気持ちを感じるような体験をすると、以前きいたことがあります。[万能の法則]を知って、「なるほど、こういうことなのか。」と納得しました。
人生におこるさまざまな出来事は、さまざまな気持ちを感じる絶好のチャンスのようです。レッテル貼りをする前に、「気持ち」に意識を向けてまずはよ〜く感じてみましょう。
つづきは、「気持ち」についてもう少し・・・。