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16.Awareness

ここから、しばらく人間の意識に潜んでいる無限のパワーについて語ります。まずは、わかるようで本当の意味で理解がむずかしい法則です。

原因と結果の法則

[万能の法則]の中でも、多くの人が受け入れがたいというか、真に理解するのがむずかしいのがこの法則でしょう。

自分の身に起こる出来事をつくっているのは、自分自身である。

アイタタタタ・・・という感じです。あれも、これも、それもみ〜んな私のせいなのね。とひねくれたくなるのも無理はありません。文字通り解釈すればその通りです。でも、この法則を受け入れることは、

「わたし自身が出来事・状況の創造主」

というパワフルな認識に目覚めることになります。身近に起こる一つ一つの小さな出来事はある壮大な目的のために創造していることは気づきにくいものです。

物事を創造する方法

物事を創造する方法は2つあります。
一つは、「宇宙の叡智」または「神」と呼ばれるものが「愛=エッセンス」をとおして創造する方法です。心が平安でワンネスを感じている時、「宇宙の叡智」を信頼して委ねている時、私たちはこの方法で物事を創造します。

もうひとつは、思考をとおして、ある特定の考え・信念を抱いて現実にする方法です。この方法で物事を創造する場合、注意が必要です。
すでにお伝えしたように、私たちには「選択の自由」があります。自分の好きなことを信じる自由もあります。自分でも気づかないうちに世間の話を信じ込んでいる場合もたくさんあります。親の言うこと、メディアの情報、立場の上の人など、すんなりと信じてしまうことがあります。例えば、誰かに説得されたとしても、受け入れたなら、自分でその考えを選んだことになります。
他人の考えを信じると、それに一致した状況を創造することになります。

お金を稼ぐには、大変なことも我慢しなければならない。

夫婦でわかり合うのは大変なこと。(両親を見ながらそう信じてしまった)

私たちは、自然とこのような信念を持ってしまい、しんどい状況を思考を使って作り出しているのです。
なぜ、思考を使って、このような状況を作り出したのでしょうか。それは、
この思考にムダにエネルギーを使って、自分の可能性を狭めている信念に気づき、次のステップに進むためです。但し、ここで自分が合意して信念から、現実を創造しているという事実を認めることがとても大切です。
これが、わたし自身が、出来事を創造していると言われる由縁です。
そして、「宇宙の叡智」はいつもサポートしているというもう一つの法則を思い出して心にとめて置くことは、失ったパワーを取り戻すためにとても重要です。

「被害者」と「加害者」

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わたしたちは、望まない逆境にいる時、「加害者」「被害者」という考え方で物事を見るクセがあります。

あの人が、こんな言い方をした。わたしの気持ちなんてわかってくれない。

どうして、こんな目にあわなきゃいけないのか。

実は、この悪癖はわたしたちの人生に大きな影響を与えています。この思考がもとで現実化される出来事は数え切れないほどあります。どんなに悲惨な出来事でも、高い視点から眺めるとその状況は、実は「助け合いシステム」で成り立っているのです。そう!その出来事に登場する人たちは、あなたに次のステップにいくことを気づかせるためのキャストでしかありません。

それに気づくと、パワーを取り戻し、心が平安になれます。「宇宙の叡智」によって想像された状況はもはや「被害者」と「加害者」ではなく、「助け合いのサポーター」だとわかります。すると、閉じ込められていたパワーが自分の中にあることを感じられるようになってきます。

気づきのトレーニング

このように、わたしたちは「助け合いのシステム」にいることをいつでも瞬時に思い出すには、意識を向けることが必要になります。何しろ、今まで「被害者」と「加害者」の見方を慣れ親しんできたのですからすぐに気づくようになるまでに少し時間がかかるかもしれません。
しかし、この「助け合いシステム」に意識がシフトすると、「互いに助けあう」「愛を持って与え合う」状況に出来事がシフトしていきますよ。
コツは・・

1.自分が被害者意識になっていないか?と客観的になる。
2.この人たちは、キャストなのか?と見てみる。
3.わたしに気づきを与えるための配役なのかと納得する。
4.「宇宙の叡智」「助け合いのシステム」に感謝する。
5.[気持ちを感じるエクササイズ]をするとなおGOOD!
(シリーズ15「気持ち」のエネルギー参照)

「原因と結果の法則」は私たちに創造のパワーがあるということを
教えてくれています。さらに、つづく・・。

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