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ド派手パフォーマンスと出演者の表情から色々見えた?F1マシンお披露目イベント🏎️
2025年2月18日(日本時間では2月19日AM5:00-)、「F175」(F1の75周年記念イベント)と称して、今年のマシンデザインを一斉に発表する初のイベントが開催されました!
ロンドンにて開催されたこちらのイベント、チケットは発売直後にSold Outとなるなど注目を集めていましたが、いったいどんなものだったのか?
眠い目をこすって早朝から視聴した筆者より、レポートいたします!
各チームのセンスが問われた!?派手な演出
全体的な印象は、とにかくきらびやかな発表会!(笑)
個人的にはもっとドライバーの感想などをしっかりインタビューしてほしかったけど、そこそこ楽しめました。
マシンのお披露目は、各チームが独自に趣向をこらしたパフォーマンスと共に行ったのですが、チームごとの色や力入れ方の差が浮き出ていて面白かったです。
例えばトップバッターのStake F1 Team。象徴的な蛍光黄緑に光るバチと太鼓を持ったマーチングバンドの行進と共にチームプリンシパル・ドライバーとマシンが登場!
ショートして見ていて面白いし、準備したチームの気合いを感じました!
また、個人的に感動したのはメルセデス。
"Every dream needs a team"「どんな夢も(追いかけるためには)チームが必要なんだ」(筆者意訳))という言葉を軸に展開されたパフォーマンスとなっていました。
"Every dream needs a team"これは、昨年、チームプリンシパルであるトト・ウルフがチームを去るハミルトンに残したメッセージに含まれていたフレーズです。
(このメッセージについては、以下の記事で詳しく語っているのでご覧ください!)
長年メルセデスで歴史を刻んできたハミルトンも、今年からはフェラーリの一員。メルセデスはもちろんのこと、新たなスタートを切る全てのチームや人々に向けたエールであるように感じました。
さすがロンドン!?歓声とブーイング
パフォーマンスもさることながら面白かったのが観客の反応。歓声ばかりかと思いきや、ブーイングが起こる場面もあったのです。
(とはいえ筆者は歓声とブーイングをうまく聞き分けられません…解説のサッシャさんやSNSがブーイングを指摘するまで全部歓声に聞こえていました…)
歓声
やっぱり最も盛り上がったのは、"Lewis in Red"つまり、フェラーリのユニフォームに身を包んだハミルトンが登場したシーンです。
ハミルトンの出身国であるイギリスで開催されたイベントであることも一因かもしれませんが、画面から伝わる熱気はものすごく、ファンの期待の大きさを実感することとなりました。
ブーイング
ブーイングが取り沙汰されたシーンは2回。
1回目は司会者がFIA(国際自動車連盟)の功績に言及したとき、2回目は、Red Bullの発表でチームプリンシパルのクリスチャン・ホーナーが登場したときです。
FIAはF1に係るルール設定や安全管理を担う団体ですが、これまでも度々ドライバーやF1側との確執が取り沙汰されてきました。例えば昨年はドライバーの服装や言葉遣いに関してとやかく口出し?して一悶着。
今年は、ドライバーの汚い言葉遣いが放送されることを避けるため、レース中にチームとドライバーがやり取りする無線の音声の放送を取りやめることを検討しているとのニュースも流れ、批判の声が高まっていました。
下記motorsport.comの記事では、FIAの規制を批判するサインツの意見を報じています。
記事タイトル:「FIAの言葉狩り、コックピット内の無線までは「やり過ぎ」とサインツ反発。お口チャックで個性消滅?」
https://jp.motorsport.com/f1/news/sainz-fias-going-too-far-with-in-cockpit-language-restrictions/10696477/
そして2度目の大ブーイングを一身に浴びていた可哀想なクリスチャン・ホーナー…彼が率いるRed Bull Racingは、昨年一気に成績不振に陥ったのですが、きっとファンは彼のリーダーシップや行動にも不振の原因があると考えているのでしょうね。
ホーナーへのブーイングにより急遽予定変更となったのか?、Red Bullのみドライバーへのインタビューは行われず、カットアウトされたような形で突然終了。違和感をぬぐえないパフォーマンスとなってしまいました。
登場した2人のドライバーの表情も硬く、個人的にはちょっと心配。
ドライバーが今年もその素晴らしい実力を発揮してくれることを願うばかりです。
勝手にランキング!2025年マシンデザイン上位3チーム
いろいろ好きなことを語りましたが、最後に筆者が個人的に素敵だなと感じたマシンを紹介します!
1位:Visa Cash App Racing Bulls
今年のVCARBは白が印象的!全体的に洗練されたデザインで、筆者にとっては圧倒的に1位でした。
インタビューで「白いマシンだから砂利に入って汚さないように気をつけないと」と答えた角田選手も相変わらずのお茶目っぷりで、今年の活躍が楽しみです!
2位:Stake F1 Team KICK Sauber
サーキットで最も目立つマシンはザウバーだと思います!
昨年よりも蛍光黄緑がより煌びやかになったような!マシン後方の黒とのグラデーション部分も含め、ちょっと悪役っぽいかっこよさを感じます。
3位:Haas
Haasは昨年よりも黒い部分が少し増えてメリハリのあるデザインに。今年もしっかりTOYOTA GAZOO Racingのロゴも入っており、その飛躍は他チームを脅かすのではないでしょうか…!
まとめ
何はともあれ久しぶりにF1の公式イベントをライブで見ることができ、シーズンオフの長さに心が折れかかっていた筆者としては救われたような気持ちでした!笑
開幕戦まであと1ヶ月、今年はどんなドラマを見ることができるのか?楽しみでなりません!!