☆☆あなたが寝静まったとき、 訪ねていいですか、、、

いつも、心配しています
きょうは、大丈夫だったか
うまくやれたか
迷惑をかけなかったか
みんなに好かれたか
心配しています

あなたが生まれたときから
あなたを忘れたことは、ありませんでした
今でも
あなたが寝静まると、わたしはすぐあなたのそばに行き
顔を寄せ
寝顔を見つめ
小さくつぶやくのです
愛しいわが子よ、愛しいわが子よ、と

眠るあなたは、ときどき、寝返りをうちます
それでも、わたしには気づきません
それでいいのです
わたしの息吹につつまれて
ゆっくり休んで
忘れるものは忘れ 
明日へつなぐものは、先に送るのです

ひと晩の浄化の時を過ごすのがいいのです
静寂につつまれて、命の無窮の静謐にさえふれて、リフレッシュするがいいのです 

あなたの顔のほほが、緩み
あなたの緊張した体が、流れる雲のように柔らかく、波打つまで
あなたのそばにいるのです
それがわたしの楽しみであり、かけがえのない唯一の仕事なのです

でも、今のあなたに知らせることは、ありません
あなたが、いつか、わたしのようになり
いつの間にか、この仕事をはじめるまでは

これは、ただの書き手の独り言でいいのです
十分です
それより、あなたの、明日が気になります
うまくやっているか
仲良くやってくれているか
誰かの助けになっているか
ヒトのためになっているか

愛しいわが子よ
愛しいわが子よ
、、、






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