⭐ 真夏の空に、飛びかうもの

朝、入道雲が、起き出すまえ
夏の空を飛びかうものがある
見えてても、見えないことがあるし
見えなくても、感じることがある

遠いところからの、メールのやり取り
もっと、遠いところからの、思いでの記憶
もっと、もっと遠いところからの、慈しみの愛の光

“あのとき、会えなかったけど、次には絶対会うよ
 お父さん、お母さん“
   もちろんだよ。
   こんどは、きっと、この胸に、抱き締めるよ
“きっとね、、、“
    うん、きっと、、
“約束だよ“
    約束だよ。
“指切りしよう
  ゆびきりげんまん、ゆびきったらーーーーー“

“元気そうで安心したよ。
こちらでは、自由を味わって、世界中、飛び回ってるよ
心配など無用だよ
自分のことを気遣いなさい。まわりのヒトのこともね
愛しい息子、愛しい娘よ,,, “

“私が編んだ毛糸の手袋、今時、まさか使ってないでしょう
そちらでは、この頃は、発熱する布があるそうだから
可愛い孫たちよ、地に満ちて、栄えなさい“

“こちらのことより、自分たちのことを、気にしなさい
自分たちが何をして、何をしていないのかを
してもらいたいことを、して上げているか
されて嫌なことを、やってはいないか
争わず、平和のうちに、暮らしなさい
微笑みながら、感謝して、生きなさい
そちらの世界も、こちらの世界も、 全て
愛の海原に浮いてるのだから
愛し合って、支えあって、生きなさい“  
 
夏の盛り
盆踊りも近い
そろそろ、ヒグラシが鳴きはじめる
そろそろ、涼風も吹くころだ   
海の家があるうちに、広い砂浜へ行って
青い海と、空色の空と、遠い水平線のうえの白い入道雲に
挨拶したくなった

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