⭐ 今、どこですか。 早く来てください、、、

もう、待てない気持ちです
今、どこですか
どこまで、来ているのですか

あなたを待って
どれだけの年月を、見送ったでしょうか
百年、二百年、二千年、、、
どれだけの命の誕生と消滅を、目の当たりにしたでしょうか
どれだけの歓喜と有頂天、絶望と自棄とを、見届けたでしょうか

あなたから、ひとり離れ
あなたの教えとは、あいいれない
地上の離反、対立、戦争
兄弟姉妹 の反目、憎悪、排斥
愛を誓ったアダムとイブの、自我執着、責任放棄
その、因果として
あなたの国にもっともふさわしい、愛しい、幼き者へのしわ寄せ
か弱き純朴な者への、見て見ぬふり
病者への仁愛の薄さ
社会と家族を支えてきた長老への、いたわりと尊敬の思いの消失

また
少なくとも、心と精神の倫理、矜持を守るシステムであったはずの
教えの集団は、利を目論む商人のギルドのようになり　
頑迷な聖職者の、腐ったドグマへの執着
口先だけの日祷の繰り返し
世の中に背を向けた偽りの独尊、引きこもり

また、
部族的な生活支援のための、共助、奉仕のシステムであったはずの
まつりごとは、腐敗し
野盗の巣窟のありさまとなり
本来、善意を集め、分配する場であった神殿は
まるで賭博場のごとくなり
そこに集まるものに、奉仕者の姿は、見えず
背信と私利私欲の闇を抱えて、叫びあうカラスのごとし
奉仕されるべき弱者を思うものは、数えるほどしかいない
　　　
こんな地上の地獄のなかで
あなたのさとしと愛に導かれ
あなたの昔の手紙を広げ、声に出し
夜のしじまの中で
雑踏の人混みの中で
老若男女の心の声をさぐり、耳を傾け
だれかれをとわず、口からでる
はかない言い訳に、頷きながら
回心と善行を期待してきたのです

あなたの愛が必要です
あなたの救援が必要です
どこまで、来ているのですか
早く来てください
目の前に、ひろがる
無慈悲、無責任、私利強欲のありさまに、倒れそうです

皆が全て、あなたの子たちと言えども
心は、見えず、計り知れず
忍耐と意気が尽きそうです
こころが裂けそうです

おねがいします
早く来てください
すべて、愛に、癒されたいのです
すべて、愛に、洗われたいのです
おねがいします
早く来てください
早く来てください
、、、