⭐ 来て、、、
来て
来て
なぜ
待っているのに
あなたがいてほしい場所に
あなたがいない
さびしい
あなたに無視されたようで
悲しい
ここは
温まっているのに
雨風だって、避けれるのに
世間の視線だって、かわせるのに
雑踏の耳障りな音だって、静まるのに
あなたの真っ直ぐな生き方を
そのまま、身に受け
あなたの物事に対する穏やかさを
理解し
あなたの色に染まりたい
あなたの話しを
そばで聞き
あなたの顔を
間近に見上げ
あなたの衣装に触れ
あなたの呼吸のリズムで
一緒に、生きていきたい
あなたには、そんなに、こだわりはない、かもしれない
あなたにとっては、どちらでも かわらないの、かもしれない
あなたは、あえて、関係ないそぶりを見せる、かもしれない
でも、待つしかないわたしは
あなたの白い衣装の軽やかさが、気になり
あなたの穏やかすぎる表情に、戸惑い
やさしすぎる眼差しが、いつも浮かんできて
眠れない
あなたには
きっと、行くところがあるのだろう
あなたの牧場を離れ、まだ、戻ってこない一匹の羊を、探しに
でも、わすれないで
わたしも、あなたの心に、たどり着けてない一匹であることを
来て
夜ならば、あなたの手元は、少しは空くだろうかしら
ならば
せめて、夜、周りが、寝静まったとき
あなたの愛を、ひとり占めしたい
あなたの温もりに、ひとりくるまれたい
来て
来て