シンガポールでECサイトを始めるときに考えるべきこと4つ

【私たちについて】
クリエイター専門のマネジメントを提供している「株式会社フェローズ」の初の海外拠点として設立された、Fellows Creative Staff Singapore(フェローズシンガポール)

シンガポールで培った独自のネットワークと知見を活かし、シンガポール在住のクリエイティブ人材や、各業界の専門性を持ったエキスパートとの出会いを実現し、日本企業のシンガポール進出をサポートします。

また、シンガポールの優秀な人材、クリエイティブ人材探し、シンガポールへ進出といった「ご縁」をつないでほしいという相談は、弊社XのDMやHPから受け付けています✉



昨今、シンガポールECサイトを活用しようと考えている企業が増えていると思います。
しかし、日本ではない国でECサイトを活用するとなると、どうしたらいいか、何を気を付けたらいいか、不安も大きいですよね。

そこで、今回は、「シンガポールでECサイトを始めるとき、活用するときに考えるべきこと」について解説していきます。
また、今回は”始める前に考えたほうがよいこと”に注力しているため、実際にどんなECサイトを作ったらいいか、など実践的なことは省いています。

今回の記事が以下のような方の参考になれたらと思います。
・シンガポールでECサイトを始めたい方
・シンガポールでECサイト活用につまづいている方


シンガポールでECサイトを始めるときに考えるべきことは大きく4つあります。後ほど、1つ1つ解説していきます。
①そもそものニーズがあるか
②ECはマーケティングの1つであるということ
③シンガポールのEC事情を考慮できているか
④ECマーケティングに最適な人材はいるか



①そもそものニーズがあるか

まず初めにシンガポールでECサイトを始めるときに考えてほしいことは、シンガポールのにおいて、その商品がECサイトで売れるか、ニーズがあるかということです。

ECサイトを始めるにあたり、人件費やシステム費など多くのコストがかかります。
その結果、ECサイトを始めた効果があまりなかったという事態を避けるためにも、リスクをとるだけの価値、ニーズがあるかを確認しておいた方がいいです。

また、ニーズを確かめるだけでなく、どのようにECサイトを活用して商品を売っていくと良さそうかということまで考えられると、スムーズにECサイトを始められることになると思います。

もし、ニーズがあるかを確かめたいという場合は、シンガポールでECサイトを活用して、自社商品を売ることができるかの、マーケティングリサーチをする必要があります。
自社でできる範囲でしてもいいですし、シンガポールのEC事情に詳しい方に依頼するのも1つかと思います。

マーケティングリサーチをすることで、ニーズがなさそうとわかればECサイトに無駄にコストをかけずに済みます。
一方、ニーズがあるとわかれば、計画立てて、人員も確保したうえで、自信をもってECサイトを始めていけると思います。

※以前弊社でも、ECサイト活用ではないですが、日本企業のシンガポールでのサービス展開のために、マーケティングリサーチをしたいと相談があり、シンガポールのマーケター(クリエイティブコンサルタント)の方を紹介し、マーケティングリサーチをしてもらいました。

その方にインタビューをしているので、どんな人材にマーケティングリサーチを依頼したらいいかの参考にしてみてください。


②ECはマーケティングの1つであるということ

2つ目に考えてほしいことは、ECサイト活用はマーケティングの1つであるということです。

シンガポールはスマホ普及率、ECサイト活用率も高く、ECサイトというのは企業にとって非常にいい施策です。
しかし、ECを活用したとしても商品が売れるというわけではありません。

やはり、ECサイト以外にもマーケティング施策をしっかりと行うことで、ECサイトを始める効果が大きくなります。
ECサイトはマーケティング施策の1つであり、その他の施策も非常に大切です。

例えば、
ECサイトを訪問してもらうために、どこから集客するか:自社のWebメディア、SNS、LP、Web広告、メルマガなど。
購入後:アフターサービス、リピート施策など。

ECサイトをより生かすには、その他のマーケティング施策との連携が非常に大切になります。
マーケティングの1つとしてECサイトをとらえ、ほかのマーケティング施策にも注力しつつ、ECサイトを活かしていってほしいと思います。

③シンガポールのEC事情を考慮できているか

3つ目に考えてほしいことは、シンガポールのEC事情を考慮しているかということです。
法律と、シンガポール人にとってのECの在り方の2つ考慮が特に大切になります。

①法律について
ご存じかもしれませんが、シンガポールは法律の規制が厳しいことでも有名です。
シンガポールでビジネスをする際は、法律に違反していないかという部分は敏感になる必要があります。
しかも、他国から進出した企業であれば、シンガポールで生活をしたことがないので、こういった法律があった、という予備知識すらないことが多いと思います。

そのため、日本でECサイトを活用していたとしても、そのままのやり方でやると、シンガポールでは法律に違反しているということになりかねません。自分たちがやろうとしているECサイト施策が法律に違反していないかしっかり確認しておきましょう。

②シンガポール人にとってのECの在り方について
日本とシンガポール、国が違えば、住んでいる人種や文化、感性など異なります。
そのため、日本人にとってのECと、シンガポール人にとってのECが異なることがあります。日常の中で気軽に使うのか、どんな商品をECで買う傾向にあるのか、どの年代の人がECで買う傾向にあるのか、自社ECかECモールどちらがよいか。

ECサイト1つとっても日本とシンガポールでは考慮すべき違いが多くあります。それらを考慮したうえで、ECサイトをどう使っていくか考えることが大切です。

日本では日本に合わせた、シンガポールではシンガポールに合わせたマーケティング施策、ECサイト活用をしていきたいですよね。
その時には「トランスクリエイション」という考え方が大切になってきます。
こちらで解説しているので、シンガポールに合わせた施策を行いたいという方はご覧ください。


④ECマーケティングに最適な人材はいるか

4つ目に考えてほしいことは、シンガポールでECサイトを始めるにあたって、最適な人材を確保できているかということです。

これまで見てきたとおり、シンガポールでECサイトを始めるなら考えるべきことが多いです。
シンガポールでのニーズ、法律、ECサイトの在り方、その他のマーケティング施策との連携など。これらを考慮したうえでECサイトを始め、活用していく必要があります。

それらができる人材がいない中でも始めてみる、今いる日本人のマーケティングチームでできる範囲で頑張っていく。これも1つではあります。
しかし、シンガポール人の集客がうまくいかない、集客はできたが購入までは至らない、というケースはよくあります。

そのため、これらができる人材を活用して、しっかりとECサイトを活用したマーケティング施策を進めていくことで、シンガポールの方により多くの商品を購入してもらうという結果につながりやすいと思います。

特に、どこに課題があって、それをどう改善していくといいか、これを推測して実行していくというのは、中々難しいですよね。

例えば、
マーケティング施策との連携の課題、サイトデザインの課題、商品の見せ方の課題、顧客とのコミュニケーションやアフターサービスの課題など。

そこで、シンガポールでのマーケティング、ECサイトの知見、経験がある人材と共に行うことで、課題を見つけ、改善し、着実にPDCAを回していくことができます。

マーケティングの1つとして、シンガポールでECサイトを活用していきたい、そう考えている方は、シンガポールでマーケティング、EC活用の経験のある人材を採用することを視野に入れてみてはいかかでしょうか。

4つをしっかり考えたうえでECサイトを始めよう

今回は「シンガポールでECサイトを始めるとき、活用するときに考えるべきこと」を4つ紹介しました。
シンガポールでECサイトを始めたい方、活用につまづいている方の参考にれたのであればうれしいです。



【私たちについて】
フェローズシンガポールでは、日本企業にシンガポール人クリエイターを、シンガポール企業に日本人クリエイターを紹介しています。

今回のように、
シンガポールでマーケティングやECサイトを始めたい、そのためのマーケティングリサーチをお願いしたい、もしくはマーケターを探しているという方に、シンガポールのマーケターを紹介しています。

弊社では正社員採用はもちろんのこと、プロジェクトごとの短期間の紹介も行っています。
シンガポールでのマーケティング施策、マーケティング人材についての疑問があれば、お気軽に相談ください!


私たちのシンガポールの人材紹介については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください!


いいなと思ったら応援しよう!