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入学式はYouTube

昨日は息子の大学のオリエンテーションに行ってきた。

都会の朝をなめてました…。まだ乗る?どこに乗る?ぎゅうぎゅうだし、全然降りないし。乗り換え3回。なんとか息子と合流したけれど、朝6時に起きて散歩してからの…は、ちょいとキツかったかも。夜、寝ているときに両太ももに痛みが…。筋肉痛である。車を手放してから、歩くしか無い状況なので、少しは鍛えられているのだろうと、良い方向に考えてみる。

久しぶりに息子に会ったら、少し不安げだった。

18年、自分は恵まれて生きてきたんだなと実感しているとのこと。一人が寂しいと感じている模様。すかさず「それはとても良い!」と後押し。

「寂しいと感じるのは普通のことよ、とっても良い!」と、師匠が私に言ってくれたように。

息子は、いとこが一昨年大学に行けなくなってしまい、地元に戻ったことを引き合いに出して、こう話す。

「今なら気持ちが分かる。俺もそうなっちゃうかも」

へぇ~。なぜそう思う?とたずねると

「友だちが出来るかとか、勉強について行けるかっていうより、一人の孤独感とか、寂しさに押しつぶされちゃう」と言っていた。ほほぅ。

帰りの電車で「あの橋を渡ったら、ママの所に行けるのに」と、ポツリ。え?どの辺?あー、あれね。そうなんだ~。と聞き流してみたが、帰ってきてから私の中で妙に脳内リピートされる。。。息子よ、お前はマルコかっ!

「もし、俺が一人ムリ~ってなったらママの所から通うんだね、そしたら通学結構大変かもね」とか言う。…だいぶ弱気になっているなぁ。

「ま、地元から通うと思ったらめちゃくちゃ大変だけど、ママの所あるから、良かったよね」とだけ返した。的外れだったか?

18で、一人暮らしを始めた息子。

42で、親元を離れたわたし。

一人の気楽さも、一人の寂しさも。みんなでいることの楽しさも、不自由さも。両方を知ってるって強いと思う。それを分かっただけでも、やってみた価値はある。

今は始まったばかり。

「だめなときは来たら良いよ、一緒に暮らそう」とは、まだ言わなかった。


今日は入学式。子どものみ出席で、式典の模様はYouTubeでの配信をどうぞ、とのこと。スーツを着た息子と写真を撮れないのはちょっと残念だけれど、こうして一人の世界が広がっていくんだ。それでいい。

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