【初心者向け】デザインの基礎を学ぶ本
以前借りた本をまた借りてきた。
かれこれもう3年前にnoteにも書いていた。
ノンデザイナーズ・デザインブック[第4版]
こちらが最新版(第4版)なのだけれど、図書館では蔵書4冊に対して予約待ちが15件。
いつ回ってくるかわからないのですぐ借りられたThird Edition(第3版)。
ノンデザイナーズ・デザインブック[フルカラー新装増補版]
ひとつ前の版だけれど、基礎的なことは変わっていないと思う。
わたしが以前所有していた第2版は、カラーではなかった気がするけど、学ぶところはたくさんあった。(それなのに手放してしまったのだが…)
Non-Designer's Design Book, The
英語バージョンは借りる人が少ないらしく、すぐに借りることができた。
日本語のことは書いていないけど、デザインの基礎はこれでかなり勉強になる。
それともうひとつ、とあるところでおすすめされていら「レイアウトの本」も借りてきて読んでいる。
7日間でマスターする レイアウト基礎講座
これは…
1998年に出版された本ということで、やや古い感じはする。表紙は見るからに古い。
失敗したか? と思ったものの、予想は見事に裏切られた。
これは、おもしろい。
例として扱われている題材は、当時の広告や雑誌の紙面で、とてもわかりやすい。ほほぉ・・・そこを変えるだけで、こんなにも違うのか。
「わかりやすい」「わかりづらい」
「ごちゃっとしていて読みたくなくなる」「読みたくなる」
「わくわくする」
「高級感がある」
などなど、レイアウトの違いでガラリと変わる印象。
さきほど上にあげた本がカラー刷りであるのに対してこちらは白黒。
例となっている広告や紙面は、潰れて文字が読めなくなっているものも多かったが、色に頼らずとも、レイアウトでそこまで変わるのか、というのを示すには白黒でちょうど良いのかも知れない。
これは勉強になる。
例にあがっていた、サークルメンバー募集チラシ(手書き)とか、ほんと時代を感じさせるのも、わたしにとってはおもしろくもあり。
大学のサークルのチラシに
連絡先:山田太郎 00-123-4567(自宅)、とか(PHS)とか(下宿)とか書いてあるあたりが、もう現代では考えられないなぁと思ってみたり。
そうそう、あったよねー、昔は。
それから、昔の雑誌。
最近めっきり行かなくなったけど、美容院で手渡されて眺めていた女性ファッション誌から、ひとり暮らしを始めてから頻繁に読むようになったオレンジページのような雑誌、『暮しの手帖』もサンプルに出ていたっけ。
そうそう、わたし、こういうの読むのが好きだったんだわ、と思い出したりして。最近はすっかりネットばかり見るようになっているけど、ほんらいは紙の雑誌や本が好きなんだわ。
限られた紙面で、なにをどのように並べたら読みやすいか、読みたくなるか、わくわくするか、ってこと、さんざんいろんな例を見てきたのだなぁと思った。
今度はそれを作る側に。
作れるようになったらきっと楽しいよね、と思いながら、ワクワクしてしまった。
先に紹介した、ノンデザイナーズ・デザインブックに書かれた基礎を頭に入れた上で、この「レイアウト基礎講座」を読むと、デザインの基礎があちこちに散りばめられていることに気がついた。
そっか、そうやって使うのね、と。
ノンデザイナーズ・デザインブックは基本的に英語(横書き)のみ、なので、縦書きもできる日本語は、この「レイアウト基礎講座」はとっても参考になる。
日ごろ、目にしている広告(電車の中で見かけるポスターでさえも)を見る目が変わりそうだ。
毎月発行しているニュースレター作りにも、すこしは応用できるといいなぁ。
それにしても、まだまだ知らないことはたくさんあって
少し知るだけで、今まで見えていなかったものが見えるようになる、っておもしろい。
この本は、近々返却してしまうけど、また忘れた頃に読んでみようと思う。