[小話]因子周回がやりやすくなった話

 因子の相性値の増加に多大な影響を及ぼす重賞ボーナスの対象がG1だけになった。ついでに、旧ボーナスでは親と祖の間の補正しかなかったが、新ボーナスでは親と親同士にも補正が入るようになった。

 有志の検証によって、G1に対する補正そのものも3倍になっているそうだ。これを基準として、今までの因子とこれからの因子についてちょっと比較をしてみようと思う。

今まで: メイクラ56戦ローテ(芝マイル~長距離)
・(メイクデビューとTSCを除いた)重賞勝ち数: 52
・称号ボーナス(三冠/春シニア三冠/秋シニア三冠/天皇賞春秋連覇/春秋マイル/春秋グランプリ): 6
(52+6)*4=232点

これから: G1制覇ローテ(芝マイル~長距離)
・G1勝ち数: 16
16*3*5=240点

 相性◎に必要なのは151点であることから、G1の価値がありえないほど上昇していることが分かる。ついでに、祖でG1が1つ欠けると3点の減少で済むが、親で1つ欠けると最低でも9点減少する。つまりよっぽど負けなしのキャラ以外の親はメイクラでやれってこと。

 上の数値を基準として、長距離が走れない場合、3*3*5=45点分減少する。逆に、短距離が走れる場合、スプリンターズSを追加して1*3*5=15点プラス。
 ダート適性があれば、G1を8個追加できるので、8*3*5=120点増加することが分かる。ぶっ飛んでいるが、マイル~長距離かつ芝ダートのローテはエルオグリイナリと無理したユキノビジンやマルゼンスキーしか走れない。固有に加速を依存しない場合でしか通用しないため、実質逃げ以外の長距離専用となる(その場合だとオグリとイナリの継承固有が結構有力に働く)。

 つまるところ、メイクラ全盛期よりもマイル/中距離が走れないキャラが厳しいことも分かる。ポジティブに考えれば、本育成の因子がそこそこくらいの効力はあるため誰でも使えるとも言えるかもしれない。

 元々不遇寄りのスプリンター組で気になる点としては、フラワーとタイキ、パールが中距離Eであることだろうか。少なくとも中距離は親の因子を歪めずとも走らせることができたりもする。走らせれば中距離分として7勝増えるので、これからは祖に中距離を仕込むべきなのかもしれない。さすがにダートC中距離Bにしてダートを走らせはしないでしょ

 逆に、マイルF組についてはメイクラでマイルG1だけ勝つように走らせればそこそこ程度の因子にはなるだろう。これで得をするのは秋天接続固有の黒マック、キタサンの相性値ブーストがしやすいパーマーくらいだろうか。

 神因子を求めるならば、結局脚質距離スキルもたくさんくれるメイクラからは逃れられない。50戦しなくてよくなっただけで、40戦くらいはする感じ。
 ポケモンの育成論でSに一切努力値を振らず吹雪を採用するような必然力をお持ちの方は言うてアオハルで全勝しつつスピマルやラモーヌからスキルをもらえばそこそこの因子が作れそうではある。