神様じゃなくて自分を信じる

私は２５歳の時に悟りを開きました（笑）

私がいつもポジティブシンキングでいられるキッカケになった、理由をお話します。

２X歳の時に知り合った年下の彼氏、私の方は一目惚れ同然。
友達仲間とつるんでいた時に知り合った彼。いつもは追いかける派の恋愛体質の私ですが、この恋ばかりは、もし失敗して友達にも戻れなくなるのが怖くて、自分からはなかなか行動ができませんでした。しかし、グループで毎週の様に遊んでいたので、週１回が週２回になり、３回になり2人の距離は縮まっていきました。
そして嬉しいことに、私から仕掛けなくとも、彼の方からアプローチしてくれて、それはもう１秒たりとも離れられないくらいの大恋愛の末、結婚するために両方の両親に挨拶も済ませ、さぁこれから結婚式への準備に取り掛かろうとしてた矢先に、悲劇はおきました。

その大恋愛の時の年齢から既に、何十年もの年月がすぎた今でも、
人生の中で一番愛したのは彼かもしれません。まぁ、思い出は美しく変化しますからね。

悲劇は、読んでいてお察しの通り、結婚がダメになりました。

そして立ち直るのに1年以上かかりました。

私のどこが、いけなかったのだろうか？

いけなかった理由は、私が「神様よりも自分を信じていたから」です。

私の両親は、無宗教です。

お正月に、神社に参拝、お葬式の時には、お寺のお坊さんにお経を唱えてもらいます。それぐらいでした。どこかの宗教団体には所属はしていませんでした。

双方の両親に挨拶した時は、彼も無宗教でした。しかし、私の知らない所で、彼は徐々にある宗教を信じ始めていたのです。
ある時、彼が、「お爺さんだけど、物凄い方がいて、その方は神からのお告げを受けて、僕たちにそのお告げを伝えてくれるんだ、一度、君も一緒に会いに行こう」と言われました。

行った場所は、東京の一等地でそれはそれは大きなお宅でした。当時お子さんはいらっしゃらずに、老夫婦だっと記憶しています。その方に会うために来ていた方々は、会社の社長や重役や、自営業の方など、日曜日だというのに、皆さんスーツや高そうなお洋服を身に纏った、お金持ちという印象でした。この宗教団体の名前はなかったので、セレブ教（笑）と呼ばせていただきます。

彼は、私の知らないうちに、すっかりこのセレブ教に浸かっていました。

私は、彼を愛してたがゆえに、自分を曲げてでも、このセレブ教の事を解ろうと努力をしました。ですが、宗教を信じる事は、努力してできることではありません。心の底から本当にこれが良いと思えなければ、それは信じるとはいえないのです。
そうです、私は彼をものすごく愛していましたが、この宗教を信じる事ができませんでした。
どんなに偽っても、信じていない事は、相手には分かってしまいます。

そして、「君はこの宗教を分かっていないので、君とは結婚できない」と。

友人らは、そんな男、結婚しなくて良かったよ！
結婚前に、気づけてよかったよ！
と口々に言ってくれましたが、私はそれでも彼と結婚したかった。
彼は、私の人生だった、私は生きる術をなくした、とまで思っていました。

何も出来ない日々が続き、毎日ボーと生きていた。
落ち込んでいるだろうと心配してくれた、セレブ教で知り合ったセレブの主婦のおばさま方がお食事に誘ってくれて、数人のおばさまとお食事しました。

その時に、1人のおばさまが、「あなたの今の人生の軸は、婚約者だったでしょ？今その方との結婚がダメになったから、あなたはボロボロの状態で、立っていられないの。だから、あなたはこれから自分の人生を生きていくためには、”軸を自分にして”、その周りに彼氏や仕事、友人関係という形にしていかなければいけないのよ、軸が彼氏だと、また次の恋愛がダメになったら同じことの繰り返しの人生になるのよ」

と、この説明が、私に悟りを開かせてくれました。

そうか、人生の軸が自分なら、彼氏や仕事がダメになっても、自分自身を信じてて自分自身が大丈夫なら、立ち直りも早いし、ボロボロにはならない。と悟りは開けてたものの、実際この事がはっきり確信に至るまで、1年かかりました。。。。

その後の人生は、辛いことや苦しい事があっても、いつもその後に来るであろうと思う楽しい事を目標にし、乗り越える事ができ、感情のコントロールもできるようになりました。

人生の軸が自分だから、彼氏や夫に依存しない自分でいられる。
依存しないという事は、自分の足で立つ事ができるので、金銭面や感情面でも、相手に期待せずにいられる。
期待しないから、相手をコントロールしようとも思わないので、相手が自分の期待通りに行動してくれなくても、憤りや怒り、悲しみの感情が最小限になる。
そうなることによって、醜いネガティヴな感情が少ないので、自然にポジティブな気持ちになれる。というわけです。

この破談のおかげで、私は悟りを開け、私にとって大きな人生の利益（ポジティブ思考になれた）を得たと思います。

これから、今までの人生で、ポジティブの気付きについて徐々にお話ししていけたらな、と思います。