依存をやめる
私が依存をやめたのは、今から10年前にある人からの話を聞いてから。
10年前のある日、私は9歳年上のお友達と一緒にオープンホームを見に行きました。
オープンホームを見ながら、色々と話していて、
庭に出ていた時に、彼女が彼女の知り合いの60歳のKiwi(ニュージーランド人の事をKiwiともいう)の話をし始めました。
この60歳の女性の人生は、旦那さんにおんぶに抱っこの人生だったらしく、ずーと専業主婦だったそう。60歳になって旦那さんが定年退職をすることになり、それを機に、旦那さんが奥さんに、離婚を告げたそうです。60歳になるまで専業主婦だった彼女は、これから就職をして、自分一人ので生きていかなくてはいけなくなった。
という内容でした。
9歳年上の彼女は、私に、「あなたも、今は幸せかもしれないけど、旦那さんに依存する人生ではなく、いつ何時なにがあっても、自分の足で立てる人生にしなさいね」と。
その時は、特にこの言葉が心に響いたわけではなかったが、
もともと私の旦那は、財布の紐が硬く、ものすごくケチ。
外食もしなければ、私に小遣いもくれない。
だから、私は自分の小遣いは自分の貯金からか、もしくは何かして稼がなくてはいけなかった、という状況もあってか、旦那がくれる生活費からも、一銭も自分の物を買ったことがないし、コーヒー代さえも払ったことがない。
ママ友達と食事に行っても、友達は旦那さんの銀行口座から食事代を払っているが、私は自分の口座からの支払い。
その時は、その友人らが羨ましいとも思ったが、今となっては、おかげで依存しない自分になれた事に、誇りをもてる。
「依存」とは、他人や組織、モノに愛情や支持、保護、援助を求め、それがなくては生きていけない状態であり、行為や思考のコントロール障害といわれています。
友人の話の60歳の女性は、旦那さんに依存した人生を送っていたが為に、旦那さんに離婚されたら、そこから1から人生を立て直していかなければならなくなった。
今、私が、旦那さんと別れる事になっても、私は1人でも生きて行ける。
それは、この10年間に、専業主婦でもどうやったら、小遣いを稼げるか試行錯誤したし、お金の面で彼に頼れない、頼らない、彼に依存しないという気持ちを常に持つという事は、
自然に何かに頼らない自分になれた。
いつも自分で考えて、自分で決断ができるようになれた。
旦那さんや他人の目が気にならなくなるようになれた。
これは、人間に対してだけではなくゲームやお酒、物事にも言えます。
常に何か目標や、やりたいことがあれば、暇という時間が出てこないので暇つぶしのためにゲームに依存しない。
辛いことがあっても、それに立ち向かう気持ちと考えがあれば、辛いとか寂しいのを紛らわすために、お酒に依存もしない。
目標があれば、お金の無駄遣いもしないので、衝動買いや買い物中毒症にもならない、と思います。
私は心理学者や医者では、ないので、自分の人生の経験で、このような事を学びました。
いろいろな人がいるので、いろいろな考え方があります。
でも、ほんの少し角度を変えて、それを見ることや考えることができたら、あなたの依存は、なくなるかもしれません。