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家族旅行もっと早く気づきたかったこと

2022813日のメルマガ


夏休み、家族で
67日フェリーで九州へ旅行へ行ってきました。

車の運転と、温泉
地場の食べ物が好きな夫と

結婚前から日本中を巡り、
47都道府県を制覇しています。


そんな私たちのところに
生まれてきた子どもたちは

3人とも小さな頃から
いろいろな所へ旅行へ行きました。


毎年、夫と
どこへ行きたい?何を食べたい?
とプランを練る時

子どもたちに体験させたいこと、という条件が
私の中で追加されるようになりました。

当時「旅育」というネットで見かけた言葉が
その時の気持ちにピッタリで。

この旅行で、子どもたちに良い経験してほしい
何か将来のきっかけになったり
家族の幸せな思い出として残ってほしい
と期待していました。


家族に希望を聞いて
情報誌やネットでリサーチして
できる限りたくさんの希望を叶えようと
効率の良いルートを考えて
必要な場所は予約して、しおりを作って
旅先で困らない荷造りを万端にして

今思えば、行く前にもう疲れていました(笑)

さらに、頑張って準備した分
旅先でプラン通りに遂行したいと
思ってしまい

家族の時間管理に厳しくなり
朝ゆっくり着替える子どもにイライラ

気をつけてと言ったのに
Tシャツにアイスをこぼして
汚れ物を出そうものなら

お土産屋でどこにでも売っていそうなおもちゃが欲しいと
ごねられようものなら

このスポットで笑顔の記念写真を残したいのに
「えー」と嫌々されようものなら

私の怒りが逐一噴出していました。


子どものためと言いながら、
そうなっていなかったんじゃないか。

あの旅行たちは家族で楽しめる時間だったのか。

私自身が楽しめていたのか。


そんなことを家族旅行14年目にして
考えていました。

長男は今年中学3年生。

家族5人で旅行に行けるのは最後かもしれない、と思い
受験生ですが一緒に九州へ連れて行きました。

旅先ですれちがう家族の赤ちゃんを見て、
今のスマホ片手の旅慣れた姿や、
充電係を担う様子に
懐かしさと成長を感じました。


それで私は、
子どものために良い旅行を、と思っていたけど
私自身が夫と子どもたちと旅行へ行きたかったんだ
とやっと気付きました。

こう文字にすると、ごく当たり前のことですが


今回の旅行で
家族のため、じゃなく

私が、パラグライダーをやってみたいから、家族でやる
私が、博多の友達に会いたいから、家族に一緒に夕飯に付き合ってもらう
私が、乗馬をしたいという家族の希望を叶えたいから、行く
私が、満月を見たいから、一人でデッキに横になる
私が、後悔をやり直したいから、子どもにお土産をプレゼントする

私が、この旅行で家族と楽しみたいから
私が、こう過ごしたいんだ、を大切にしたら

長男次男が旅先でも夜のゲームが欠かせなくても
娘のあれがほしい、これがほしいが止まらなくても
夫が子どもたちを怒ることがあっても

全部、大切な旅の思い出になりました。


もっと早く気づけていたら、良かった。

でも長男が今回
「運転免許って何歳からとれんのー?」
「このフェリーって1人いくらで乗れるの?」
と言っていて

私が後悔していることがあっても、

長男は長男で
今までの時間を楽しんでくれていたかもしれない。

一人一人、ちゃんと自分の時間を過ごしていて、

家族が過ごす時間の良し悪しが
私一人に肩にかかっていると思うなんて

なんて傲慢な話だろうと

肩の荷がふっと軽くなって

またみんなで旅行に行きたいな、と思いました。


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