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親子だからできること・親子だからできないこと

2022年6月7日のメルマガ


週末、次男の野球チームの試合を応援に行きました。

そこで、チームメイトで
書道教室にも通ってくれている子のママから

「ZIP!見ましたよ〜
実家の母にもうちの子の書道の先生だよ、と
知らせたら喜んでくれました」

なんて言っていただいて!


家族や友達にもお知らせしてくれたという
生徒さんがたくさんいて

驚きと嬉しい反響が続いています^^




そしてそのママと

「自分の子どもにはうまく伝えられないよね」

という話になりました。

 ・

妹ちゃんの描いた絵が運動会のしおりに載ってたね〜
すごいね〜
(野球をやっている次男)くんも絵や字が上手なの?

全然!お習字もやってたけど
本当に書くのが嫌みたいで
いつも泣きながら書くから今は教えるの辞めちゃった、

へーー、お習字の先生でもそうなんだ
私も他の子には優しく言えるのに、
自分の子にはなんで言えないのって思う

それみんな一緒だよねー
嫌になっちゃうよねーw

本当!
うちの子は今月のお稽古楽しみにしてるから、
またよろしくお願いしまーす

 ・


私もずっと思っていました。
どうして教室の子たちには
楽しく・優しく・上達させてあげられるのに

自分の子になると
優しくしてるつもりなのに
空気がピリピリし始めて
書くことを嫌にさせてしまったんだろう、って。



でも最近、
心の仕組みを学んでいて気づいたことがあります。

「よその子に冷静に接しられるのは、

 自分の人生をおびやかさないから」だと。


つまりそれは

「自分の子に冷静に接しられないのは

 自分の人生にとって影響の大きな大切な存在だから」。



私は書道教室の先生として、

来てくれる子どもたちに
字を書く楽しさを伝えられます。

きれいな字を書く方法も
正しく、わかりやすく教えられます。

上達の長い道のりを、
その子のペースを大切に守りながら
伴走していくことが出来ます。


でもそれって一助にはなるけれど
実際にはあってもなくても、幸せに生きられますよね。


その子の人生に欠かせない彩りを作るのは
毎日の生活で一緒に暮らしているお母さんや家族。



私は先生として
次男に字を書くことは上手に教えられなかったけど、

一緒に暮らしている母親の私にできるのは

野球の練習に行きたくない…と涙目になっているとき
「我慢して行く」以外の選択肢を一緒に考えること

傍目から見たら称賛されることではなくても、
次男のそのときの選択を自分も震えながら応援すること

迷惑をかけてしまった人に謝ること

バッターボックスに立った次男に声援を送ること

つらい・悲しい・嫌だという経験も一緒に包んで
初めて打ったツーベースヒットの喜びを共感すること

今日何食べたい?の答えの
ハンバーグを作ってみんなで一緒に食べること

兄の部屋で一緒にゲームに夢中になっている
楽しそうな声を聞いて嬉しくなること

伸びた髪の毛をバリカンで切ってあげて失敗して
文句を言われたら謝ること

機嫌が悪かったり、落ち込んでいそうだったら
回復するまで休ませてあげること



字の書き方はほとんど教えられなかったし、
普段の字は雑なことが多いけど

気合を入れて書いたときの字は
なぜか私の字に少し似ていて嬉しくなります。


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