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私の気持ち【高齢な親の話】

私の母は一人暮らしでサポートが必要です。
私は片道6時間の新幹線の距離に住んでいます。

母はいつも文句ばかり言います。

ネットスーパーで食品を送れば
「おいしくないからやめてもらいたい。」(お弁当の種類は限られてる)
「材料を送られても料理はできないって言ってるだろ。」(ヘルパーさんと一緒に作る分だよ)
「ゴミが出るから困る」(パックものはかさばるから)
「あんなけったいなもの困る」(シリアルとかたまには良いかと)
「お金がかかるからやめてもらいたい」(そりゃただじゃないわ)
「食べるものが何もない。どうしてくれるんだ。」(え?もう全部食べちゃったの?)

介護帰省をして掃除をすれぼ
「やめてちょうだい」(超汚いんだけど)
「触らないで」(じゃあ出しっぱなしにしないでよ)
「あんなにゴミを出して」(そりゃ拾い集めたらゴミ出るわ)
と怒ります。


安否確認の電話をすれば
「どうしていいか分からない」
「頭がおかしい」
「これからどうなってしまうのか」
と不安を訴えます。

私は毎朝仕事に行く前に5分電話しているのですが、この会話で私の一日が始まります。さわやかな日も曇っている日も雨の日も
「どうしていいか分からない」「あんたがあんなことするから」
これを5分聞いて1日がスタートします。

もうゲンナリです。これが1年以上続いています。もう私の元気が削られ続けています。

母は施設を拒否してます。
デイサービスや訪問看護師さんも拒否。
お弁当の配達も拒否。

私は地域包括のケアマネさんに相談したり、友人やネットからの情報から、あの手この手を検討するのですが、母の一撃で一蹴されます。

母「そんなのイヤ」「やめてちょうだい」

「こんないいことがあるから」と説明したり、強く言うと

母「考えておく」「分からない」

と話を打ち切ります。

はあ。
困ってるけど、助けて欲しくない。なら、

もう好きにして。

ですが、実際は、母は心の病気だからなあ、と放っておくことができず、遠くからできることをやってます。


そんな時に、先日帰省して掃除をしていたら、母が書いたメモを見つけました。

「妹がうらやましい」
「姉がうらやましい」

と小さな文字で書いてありました。

・・・そっか、そう思ってたんだね。

それを見て少し切なくなりました。

そりゃうらやましくもなるよね。
母だってなりたくて病気になったわけじゃない。

母にしてみれば、頭の中は霧がかかったようで、簡単なことですらどうしていいか分からず、何かをしようにも一歩が出ず。「このままではいけない。こんな現状はイヤだ」と思っているのでしょう。

そう言えば、私が以前、友達に母のことが大変だ、と愚痴っていたら、友達から
「病気が言わせているのね」
と言われました。
「祈ってるね」
とも。(ありがとう、本当に気が楽になりました)

確かに、母の言葉は「病気が言わせている」のかもしれないですね。

私は過去にあったイヤなことを思い出しては「これが母の本性だろう」なんて気持ちになって腹を立てていましたが、その一方でアクティブでおしゃれで行動の速い母。元気ならば、こんなことは言わないだろうなあ、とも思いました。

だからと言って「母にもっと優しくしてあげよう」なんては思えないのですが(こっちも大変なので)、それでも、私の腹立ちやゲンナリが少し収まりました。

そして
「なるようにしかならないし、今出来る精一杯はやっている。」
と自分に言い聞かせて、私にできることをしようと思ったのでした。

さ、できることをやろう。


お読みいただきありがとうございます。
今日も皆様がステキな一日を過ごせますように。

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