理想の社会人になるためのマニュアル⑳
「スリーパー効果」
まず、物を売る際にはあなた自身の信憑性が無いと話になりません。
得体のしれない人から凄い商品があるから買ってほしいと言われても怪しまれるだけでしょう。
それでは立ち上げたばかりの会社では無理じゃないか、と思いますよね?
そんな時に役に立つのが「スリーパー効果」です。
スリーパー効果とは「いかに情報の信憑性が乏しくても、その情報を何度も聞いていると、いつの間にか情報と信憑性が切り離されて、説得力だけが残る」という現象です。
最初に押し売りなんかをしてしまうと警戒されると思いますので。広告などを使って商品をアピールしていきましょう。
最初の頃は得体のしれないものだと思われて、無視されることも多いと思いますが、それでも辛抱強く自分の商品のすばらしさを発信していけば、時間の経過とともにスリーパー効果が生まれ「買ってみようか」と思ってくれる人は増えていくと思います。
そういった地道な下積みを続けていけば、会社は大企業へと進化していくでしょう。
セールスとはどのようにしていけばいいか、皆さん分かりましたでしょうか?
もう一度おさらいしておきますと、セールスとは「まず商品に希少価値を設定して、自分自身が自信を持ち相手にアピールする。多少の損をするかもしれないがもし相手が迷っている風なのであれば値段を下げるなどして譲歩してみるのもよし。そういった誠実な対応で信憑性を高めていけば会社も大きくなっていく」といった事が出来るものなのです。
しかし、忘れてはいけないのが、紹介していくたびに何度も説明している通り、この方法は一歩間違えると悪徳商法になってしまう恐れがあります。
皆さんは詐欺師になるためにこの記事を読んでいるわけではないと思いますので、1章でお話しした「人を喜ばせる」という事を忘れずに、決して悪の道に進んでいかないようにしてください。
それと同時に、あなたは詐欺師の手口を知ることが出来たともいえますので「ああ、この人は私をこの方法で騙そうとしているんだ」と詐欺師の手口を把握し、騙されないように活用していければいいですね。
それでは、このシリーズ最後に
今回の連載を読み進めていってどうでしたか?あなたのなりたい理想の社会人とは何か見えてきましたでしょうか?
見えてきた人には頭脳労働者になる才能があるかもしれませんね。それでは何か行動を開始してみてください。
まだ何も見えてきていない人も、何か行動してみてください。
なんでもいいです。今日こんな本を読んだと誰かに伝えるだけでもいいです。それだけでも「人とのコミュニケーション力」「プレゼン力」が身につくとのになり、あなたはまた一歩素敵な社会人へ近づいたと言えるでしょう。
人生に無駄な行動などはありません。小さなことからコツコツと。
あなたのなりたい、もしくはなってみたい理想の社会人へと近づいていってください。