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【2023年ジャズ】Passage / Johnathan Blake

Johnathan Blake(ジョナサン・ブレイク)はアメリカのジャズドラマー。前作(2021年)と同じくブルーノートからの発売となる今作。一聴してわかるように、数々のセッションをこなしてきたベテランならではの存在感のあるプレイ。ジャケット写真はおそらく父親(ジャズヴァイオリニスト)との昔の写真でしょう。

全体的な印象はアルトサックスとヴィブラフォンやシンセの優しい音色を中心とした落ち着いたサウンドになっていますが、ジョナサンのドラムスに耳を傾けると細かく的確な気持ちの良いリズムを感じることができます。左右に定位するシンバルワーク、僕好みの硬めのスネア、空気感のあるバスドラ、けっこう叩きまくっていますが適度な音量のためかずっと聴いていたい音です。

タイトル曲の2.Passage は父親のジョン・ブレイク・ジュニアが作曲したもので、モチーフを今のジャズとしてアレンジしたものでしょう。小気味良いサウンドが聴けます。続く3.Muna & Johna’s Playtime を聴くとジョナサンが多彩なリズムを叩き出すただものではないドラマーなんだと知ります。歌っているかのようなメロディが印象的な6.Tears I Cannot Hide はドラムスの師匠であるラルフ・ピーターソンの作品。

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