英字記事German Automakersのoutput(書く話す)/(後半)
皆さんは、何年も英語に取り組んできたのにoutput(英語を話す書く)が容易にできない要因は何だと思われていますか? 単語力でしょうか!?
それを説明するために今回も英字記事の解説を続けてみます。
下記英文記事①②を読んで2つの段落を和文or英文で要約してみます。
① The automakers allegedly(真偽は分からないが伝えられるところによると) coordinated with each other to avoid competition over technological developments related to the purification of exhaust emissions.
② If the allegations are true, that means the whole industry systematically neglected efforts to address environmental issues, thereby saving on costs. This would be an act of betrayal that deceived consumers.
[説明] 私が勝手に高2レベルでも書けそうな英語を意識しながら和文を変換しながら日本文で要約してみます。
①ドイツでは各自動車メーカーが大気汚染に関する技術開発をしてこなかったという疑念がある。(英訳例) It seems to be doubtful whether in Germany(,) every automobile company has developed the technology on (/about/concerningなど) air pollution.
②もしそうなら、業界全体が意図的(組織的)にその問題を解決するための努力と費用を惜しんできたことになる。結果、いずれ消費者の信頼を失うことになるだろう。If so (/the case/true), this shows (/means/demonstrates) that a lot of efforts and money to solve the problem have intentionally been spared across the (auto) industry, and eventually(,so thatという書き方もあります) they will soon or later lose (the) confidence from consumers.
※秘訣は自分が変換した和文にも振り回されないことです。自分でも書けそうな言えそうなレベルまでに英文を平易化します(慣れてくるとそれを瞬時に)。※前回も出ました英借文(例文から一部を借りる手法)は、今回はSpare the rod, spoil the child.「鞭を惜しめば、子供はダメになる⇒かわいい子には旅をさせろ」からspoilを借りました。
これならほぼ高1~高2レベル英語で書けると思いませんか?
自分の書いた英文を声に出して言う練習まで出来ると完璧です!!自分の語彙力で書けるということは、当然。話せるはずです。その時に上手く発音しようなんて思わなければ。英語圏でない人たちの訛り英語は酷いものですが、堂々と話してますよね。あのイメージでやってみましょう!!
話は逸れましたが、にもかかわらず、国立二次英語の自由英作部門で英文英語要約として出題されると受験生はペンが止まります。
その原因は知識の問題ではなく、単に英語要約は難しいという先入観と英文法は文法問題のためとしか指導されていないからと私は考えています。
それが何年も英語に取り組んできたのにoutput(英語を話す書く)が容易にできない主要因だと中学高校生たちを指導していて強く感じます。有名予備校(会話学校も?)ですら画一的な英語授業が多く、上記内容のような方法論を意識して指導する人たちが少ないように思えてなりません。
もう既に皆さんの頭には英語を話せる書ける語彙力が十分あるのですから、いつまでも英語コンプレックスを抱いたままは勿体ないです!
その解決策が小学生から英語を始めることではないと思うのですが。
下記の本稿前編も参考にされて下さい。
https://note.com/feedback21ueha/n/n7cc575ce8328