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1ヶ年計画?中2娘、英検2級挑戦してみるってよ
英検準2級の校内受検をしてからというもの、自慢屋A子にやたらライバル視され困惑気味の娘トラ。
次に目指すべくは英検2級なのだが、トラはもう二度とA子と一緒には受けたくないと言い張り、今回の英検を見送っていた。(本当の理由は勉強を少しでも先延ばしにしたいから)
ところがA子は、今回トラも2級を受けるものと思ったようで、しばしばトラのクラスに現れては高らかに英検の話をし始めた。
ある時などは、トラの隣の席の男子を捕まえ、
「聞いてー!
私、2級の過去問やってみたら意外に点が取れててさぁ。
どうせ受からないと思ってノー勉だったから、今から面接の練習しとかないとまじやばいわぁ。」
とかなんとか。
英検に疎いその男子は何のことやらという表情。
周囲のクラスメートもA子のドヤ顔発言には引いていたらしい。
だがA子のターゲットが自分であることを知るトラは挑発に乗るわけにもいかず、聞いていないフリをするしかない。
普段は人の悪口を言わないトラだが、この日ばかりは帰宅するやいなや「A子まじウザいわー。聞いてるこっちが恥ずかしくなる。」と毒づいていた。
噂によるとその後A子は1次試験に無事合格。
それはそれで驚いたものの、「これでA子とは二度と一緒に受けずに済む」とホッと胸を撫で下ろすトラ。(準1級からは学校では受検できない)
しかしそこへA子が再びマウントを取りにやって来た。
「トラさん2級受けなかったのねー!
てっきり受けると思ってた。
私○点で結構余裕で合格だったから、トラさんもきっと受かったのに。
2年生で2級受けたの私だけだから心細くってさぁ。」
そんなあなたと接触したくないからだよとも言えず、トラは
「私は2級なんて無理。
A子さん一発で合格するってすごいね。」
と素直に称賛。
ところが最近、これまでのA子の数々の挑発がボディブローのようにじわじわ効いてきたようで。
「ダメもとで私も次回2級受けてみる。
もうA子と一緒に受けずに済むし、高校受験までは3回もチャンスがあるから、それまでには何とかなるでしょ。」
とトラが言い出した。
これってもしや、煽ってくれたA子に感謝すべきなのだろうか?
ってかチャンス3回って簡単に言うけど、かかる受検料やその他費用わかってる!?
・・と言いたくなるのを抑えつつ、やる気になってるなら夏休みはKimini(学研のオンライン英語)を再開してやろうと密かに思う親バカ母なのだった。