池袋暴走事故の判決、実刑確定の方向というニュースに思うこと
池袋暴走事故の裁判で、被告が、遺族に申し訳ないと周囲に話していて控訴をしない意向というニュースをみた。
9月2日に判決が出たので、9月16日中に控訴がなければ、9月17日に確定することになる。
第一審で裁判から解放されることになれば、ご遺族の思い通りになりその点はよかったと思う。ただ判決が確定しても、被告に対する感情面は、被告の今後の言動に大きく左右されるのではないだろうか。
被告の立場では、第一審の判決までは不利にならないように、申し訳ないとは思いつつも、謝罪の態度をみせなかっただけかもしれない。あるいは意地の悪い見方だが、客観的な証拠で事実認定されて有罪となったので、ようやく自分の中でも過失があることを認識せざるを得なくなったのかもしれない。
いずれにしても被告の口からあらためて街に申し訳ないという言葉が出たのは、判決を受けてのことが大きいと思う。さらに一歩進んで、被告からあらためて謝罪の場を頂きたいといった申出が出てくることもあるのだろうか。
ご遺族の方のブログを拝見したが、判決確定まではコメントは差し控えるとのことだ。
ブログやメディアをとおしてのご遺族の方の声は、被告にどれくらい届いているのだろう。
判決が確定しても継続して見守りたいと思う。