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Fediverseの複数アカウントをStack Next SEで閲覧する
こんにちは。立川と申します。
Fediverseのニュースサイト「fedimagazine.tokyo」を趣味で運用しており、サーバーの開設や閉鎖、独自機能追加やサードパーティアプリなどサーバー・ソフトウェアを横断した話題を不定期で配信しています。
時々「どうやって情報を収集しているのか」という反応を頂戴していますが、自分は一元管理アプリ「Stack Next SE」を使用してFediverseのTLを見ています。
先日作業効率化のため、表示を整備したので左記アプリの紹介と作業環境を解説できたらと思います。
※PCデスクトップ上での内容となります。
【前置き】作業環境スペック
Intel Macを使用
(M1チップ以降対応のApp Store上のアプリが利用不可)ニュースサイト運営の都合上、情報収集効率最大優先のために過酷な各種フィルタリングをしており、カスタムCSSやMisskey TL Filterの導入が必要不可欠
Stack Next SEとは
ブラウザ・SNS・アプリなどを一元管理できるサービスです。
元々は旧TweetDeckを使用していた創作名義+身内用のXアカウントを並べて表示するために導入しましたが、それをFediverseにも活用することにしました。
自分は買い切り版(3万くらい)を購入していますが無料版でもフロー(デッキが並べられるボード的なもの?)が5つ作れます。
(前述した)自分の環境でも使用できる
ブラウザベースで拡張機能も入れられるためカスタムCSSやMisskey TL Filterが利用可能
という点はかなり自分に合っていて、TweetDeckライクにTLを並べて見たいという希望が叶えられるものでした。
また昨今MisskeyやMastodonをベースに独自の機能を持ち合わせたフォークソフトウェアも賑やかさを見せていますが、特にデスクトップアプリは「あらゆるFediverseのアカウントを同じクライアント上で並べる!」を実現するものが現状多くないため、複数サーバーにアカウントがある人には候補のひとつにもなるのかなと思いました。
各種TL解説
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前置きが長くなりましたが↑のような画面をいつも見ています。
右から順にTLを説明していきます。
1.パブサに利用しているサーバー(全文検索対応)
Fediverseにおいて検索範囲とは連合+ユーザー数が大きく関わるため、人口が多くかつ全文検索に対応している場所は大変貴重です。ありがとうございます(以下それぞれアカウントを置かせていただいている鯖にも感謝…)
2.メインの情報収集垢
各サーバーのお知らせアカウントや管理者さん・関係者さん(浮上・投稿頻度:低〜中)等の投稿を見るアカウントです。効率化のため
リアクション
所属サーバー
アイコンデコ
は非表示。ここや各TLから照会した参考投稿を記事ストック用のクリップにまとめています。
3.自鯖(個人垢)
普通にいちFediverseユーザーとして使っています。画像ではちょうど無いのですがリアクション絵文字も表示しています。左右の鯖からすぐ照会→RNやリアクションもできて便利。
可愛らしいblobcatアイコンデコはこちらを使わせていただいています。かわいいね。
4.サブの情報収集垢
各サーバーの管理者さん・関係者さん(浮上・投稿頻度:中〜高)の投稿を見るアカウントです。流速が早いためリストユーザーはメイン垢の1/14。こちらも効率化のため
リアクション
所属サーバー
アイコンデコ
を非表示。(画像も最も縦幅が短い16:9)
なぜリストに分けなくて別鯖に?の理由は「メイン情報収集垢のワードミュート上限数(200・自分の場合約20単語)に達したから」です…。メイン垢のある鯖は支援や課金でワードミュートの文字数が増えるといった施策は特にされていないようでして…
ですのでワードミュート上限数が比較的緩和されている鯖にお邪魔しています。メイン垢ごとお引越しすればよかったかもですが鯖落ちなどのリスクを考慮して文字通りの分散ということで。
5.アンテナ
上記2つの情報収集垢はアカウントベースでしたがこちらはキーワードベースです。こちらも効率化のため
リアクション
所属サーバー
アイコンデコ
botアカウント(情報収集対象外のコンテンツが多く出てしまうため)
チャンネル投稿(情報収集対象外のコンテンツが多く出てしまうため)
は非表示。(画像も最も縦幅が短い16:9)
キーワードをピンポイントで拾う仕様のため他よりも厳戒なフィルタリングをかけています。
使ってみてどうか・次回予告
ブラウザタブを行ったり来たりしなくて良くなったので情報収集の効率が格段に上がりました。
今回紹介した画面はニュースサイト運営のために特化したものですが、落ち着いたら別のボードに時々顔を出すアカウントを並べたものを作りたいなと考えています。
デスクトップでこれだけ要求があるとスマホ環境での情報収集はどう?という話なのですがこれも以前は各PWAを無限反復横跳びしていました。
そんな自分がとあるクライアントアプリを最近導入したことで、アプリを開いて閉じて…を行わずにTLを効率よく見られるようになりました。この話は後日お話できたらと思います。