何だかちぐはぐ…
実は、今年の4月から、ある大学で1科目だけ講座を持つことが昨年決まりかけたのですが、結局断りました。
そこでは某倫理の科目をつくるに当たり、今の学生や学生が社会人になっても、マナー的なことが抜けているので、それなりに正したいという思いだそうな…
それを某倫理の科目をつくって、その中に折り込みたいらしい…
それって、某倫理という科目設定を間違っているし、基本的には大学側がマナー的なところに問題意識を持っているんだったら、必須のものとして、マナー講座のようなものを「マナー講師」的な人に頼めばよいお話で、学生や社会人としてのお作法を、選択式科目の某倫理科目の中に入れ込むって歪(いびつ)だし、大学側の真剣度が伝わってこないので、お受けしないことにしました。
話は某倫理から変わりますが、最近は大学の情報ネットワーク管理なども准教授、助教として博士学位を持った人を雇う公募がありますが、正直理論を考えるのと、実際に情報ネットワークや情報セキュリティの実務をやるのとは、すでに募集の段階でミスマッチしているように思えます。
研究・教育活動もできる人とするしか公募に出せないので、仕方ないのかも知れませんが、その分、肝心な大学内の情報ネットワークや情報セキュリティの力量は落ちますよね〜♪
国公立大学などは、全国の大学をまとめて、出入り口1箇所で外部ネットに繋がるようにして、そこを強靭に管理するだけで、いまのような「にわか情報セキュリティ」的な管理の仕方から、もっと高度なものにできると思うけど、デジタル庁ができても、どこまで真剣に情報セキュリティ考えているのか、まだ見えてこないし…
そうそう、ある有名大学の情報基盤センターの公募で面接まで行きましたが、そこでは各研究室のSWにVLANを切るのが業務だとか… いわゆるイントラと研究用と外部のネットワークをVLAN切って使っているとか…
まあシステム的にVLANを切ることもあるけど、今はどちらかと言うと、システムは完全に切り離して、それ専用に使う方がシステム構築側も安心するし、ユーザーもSWに色テープでも貼って区別してあげると間違いが抑制されるよね〜♪ 一つのSWに外部ネットと研究室内イントラと学内イントラを共用してて、そのようなスイッチを各研究室に設置して、各々のVLAN構成が違うって、そりゃ〜、仕事のない職場のためにわざわざ仕事を作ってあげているということじゃないのかと…
その大学の面接の方は、だいたい大学内のネットワーク管理具合とセキュリティについての考え方や仕事内容がわかったので、そんなところには行きたくない(万が一の責任が1人に押し付けられてしまう)と思い、柔らかい言葉を使いつつ、相手が望まない答えを発して、最後に断って帰ってきました…
正直10年以上遅れているのではないかと思ってしまったのですが、この辺の、国公立大全体のネットワーク管理やシステムの構築って、個々の大学で個々の対策をされるより、国なり省庁なりで考えてあげた方が良いのではないでしょうか?
話がネットワーク関連に脱線したので、元に戻しますと、大学の公募と実務に関して、かなり齟齬のあるものが見受けられるんですよね〜♪ 結果的には教えられる学生が可愛そうだったりするけど、大学は優秀な学生を卒業させるのに、もっと力を注いでほしいし、もっと考えて講座の設定とか、講師のマッチングとか考えて欲しいもので…