フェア・アンフェアな一日
東京 07:30 快晴 気温13.1℃ 室温22.3℃ 湿度57%
おはようございます。
普段生活していて、腹立たしいことはままある。常々鷹揚でいたいなぁとは思っているんだけれど、いかんせん人間がちっちゃい。小物です、小市民です。
例えばレジに人が並んでいるのに、商品陳列に必死なコンビニ、ドラッグストアやスーパー。企業が必死にコストダウンした結果で、店員さんに罪はない。ユーザーが1円でも安いお店に流れてしまうんだからしょーがない。
それは分かっているんだけど…昔のタバコ屋さんのように、おばあちゃんが一日置物のように座っているお店が懐かしくなっちゃうんです。カートンで買うと、ニコニコしながらオマケのライターくれたりしてね。
もうそんなお店はないんだろうなぁ。
国からのお達しでモノやサービスの値段である「本体価格」に、消費税分を加えた税込み価格で表示する「総額表示」が昨年の4月1日から義務づけられ、ユニクロやAmazonなどは↓(1)のように税抜価格を表示しなくなった。分かりやすくっていいよね。しかし、例えば安売りの殿堂とか名乗っているお店は↓(3)と(4)の間くらいの値札つけている。
こういうのを見ると、アンフェアだなぁと思っちゃうんですよ。安くたって別のお店で買おうかと。
勝負の世界になると、フェア・アンフェアが非常に大きな意味合いを持ってくる。先日の佐藤天彦九段のマスクはずして反則負けになった件などは、まさにそうだと感じた。
対局相手だった永瀬王座は将棋に全フリな人で、タイトル戦でもスーツ着用が多い。殆どの棋士が着物を着用していても、スーツのほうが気分良く将棋を指せるならスーツを選ぶ。理由はタイトル戦でスーツ着用して指しても慣例上問題ないし、ルールにも記載されてないからでしょう。大量のバナナを用意することでも有名だけれど、勇気氏によると苺のほうが好きという話だw 苺だと汁が飛ぶから集中力が乱れるんでしょう。
そこまでこだわっている人なら、当然マスクも本当はしたくないはず。でも対局規定上、仕方なく着用しているはずだ。
そこで、相手がマスクを長時間外していたらどうします?
フェアでないと思って当然でしょう。
結果、佐藤天彦九段の反則負けが立会人から告げられた。佐藤天彦九段は不服申し立てをしたようだ。でも、裁定は翻りそうもない。
コロナにマスクが有効かどうかとか、既に多くの地域でマスク義務化が解除されているとかは関係ない。
一方がマスクをして将棋を指し、もう一方がマスクをしわすれちゃった。マスクをしていたほうがフェアな勝負でないと立会人に申し立てた。
立会人は対局規定と通達を含め、マスクをしわすれちゃった佐藤天彦九段を反則負けと判断した。今回の件で、そこにアンフェアなものは全く感じなかった。
勝負の世界は厳しい。でも、その厳しさを観るのが好きなんです。
~Fin~
なにかよく分かんないけど、兎に角、天彦さんが普段通りでよかったと言いたいw