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後続のスレッドを形成する名画
風神雷神図
今出光美術館で開催中の「物、ものを呼ぶ」展(「出光美術館の軌跡 ここから、さきへ」特設サイト。 (idemitsu-museum.or.jp))を鑑賞してきた。
お目当てのひとつは酒井抱一の「風神雷神図」。オリジナルは、京都・建仁寺所蔵の俵屋宗達作の風神雷神図屏風(注:原画は京都国立博物館所蔵とのこと。建仁寺にあるのは高精度レプリカ・・・タイトル画像は今年建仁寺で撮影OKだったのでスマホで撮影した風神雷神図)であり、出光美術館所蔵の絵は、元祖を模写した尾形光琳の風神雷神図のさらに模写とのことで、孫にあたるといえるだろうか。
風神雷神のモチーフのルーツは中国にあると言われており、調べてみると、京都の三十三間堂には鎌倉時代に制作されたという、木造風神・雷神像の日本最古の彫刻があるという(何度か行っているはずなのだが、認識していなかった)。絵画の方は、江戸時代の「琳派」が描くことで新しい価値が生まれたのか、とはるか後世の自分が感じるほどなので、古いモチーフを上手く発掘・表現して日本美術における象徴となった、というのは、いまさらながらに、突き抜けた才能だと感じる。
「風神雷神図」を描いた7人の画家 - 芸術文化交流事業・美術書籍・美術展企画・海外展覧会|IMS|クリエイトアイエムエス (ims-create.co.jp)
風神雷神図、各地の博物館にあるようなので、機会を作って足を運びたいと思う。
点と点を結ぶ
最近目覚めたのだが、何度か美術館に足を運ぶうち、点と点がつながって、「そうだったのか」が増えるのが楽しくなってきた。もちろん、研究家でもないので、個人的な観点で楽しむだけなのだが、1回見て終わるのではなく、関係性など理解して、次の目標ができるのが楽しい。
次は尾形光琳の風神雷神図が東博で展示されるのを待つつもりである。
※出光美術館での本展示は2024/10/20まで。
課題図書の抜き書き
私たちは一人の例外もなく全員、習慣に支配されている。自分の習慣を見直し、成功を呼ぶ新しい習慣を身につけなさい。
私たちはできていないが、成功者はやっている52のこと
ナポレオン・ヒル