中野京子「クリムトと黄昏のハプスブルグ 第2章 ウィーン大改造」『オール讀物』2022年12月号
『オール讀物』2022年12月号
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BLZ8HFC1
中野京子
「クリムトと黄昏のハプスブルグ
第2章 ウィーン大改造」
p.189-193
2023年6月11日読了
Gustav Klimt (1862.7.14-1918.2.6)
https://en.wikipedia.org/wiki/Gustav_Klimt
https://ja.wikipedia.org/wiki/グスタフ・クリムト
「グスタフ・クリムト
『旧ブルク劇場の観客席』
1888年、ウィーン美術館、油彩、82×92cm
二十六歳の新進気鋭の画家クリムトが、市議会の依頼を受けて描いている。擬古典主義のこの作品を、初見でクリムトと気づく人はほとんどいないのではないか。黄金も官能も装飾性もまだない。完璧なリアリズム描写にも長けていたことが見事に証明されている。
…
百五十人以上を実物そっくりに描き分け、同時代人には、世界初の胃癌切除手術に成功した外科医ビルロートや作曲家ブラームスなどの顔をはっきり見分けられただろう。
完成二年後に官展に出展され、多額の賞金を与えられるとともに大評判を呼んで、クリムトの出世作となった。」
p.192-193
「旧ブルク劇場はマリア・テレジア[1717-1780 ハプスブルク帝国女帝]によって1741年に建てられ、モーツァルトの交響曲第一番の初演会場ともなった名門劇場。ウィーン社交界でもひときわ華やかな人々が集う場でもあった。」
p.192
https://ameblo.jp/2633ganko-jiji/entry-12491665549.html
「100cm四方ほどの大きさにこれだけ多くの観客が描かれ、しかも一人一人の顔がはっきりと分かる。のちに観客全員の身元までわかり、人物名の一覧とともに出版されたという。」
中野京子 雑誌掲載記事
http://www.hatirobei.com/ブックガイド/作家から/中野京子/雑誌掲載記事
読書メーター
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中野京子
「クリムトと黄昏のハプスブルグ
第1章 ハプスブルグ家、延命成功」
『オール讀物』2022年11月号 文藝春秋
https://note.com/fe1955/n/n8cc645712bcd
中野京子
「クリムトと黄昏のハプスブルグ
第5章 クリムト的エロス」
『オール讀物』2023年3・4月合併号
https://note.com/fe1955/n/n4917adc590d6
中野京子
「クリムトと黄昏のハプスブルグ
第6章 カフェ文化」
『オール讀物』2023年5月号