マーガレット・デュマス 『何か文句があるかしら 創元推理文庫』島村浩子訳 東京創元社 2009年6月刊 480ページ 『上手に人を殺すには 創元推理文庫』 島村浩子訳 東京創元社 2010年8月刊 423ページ Margaret Dumas Speak Now (2004) How To Succeed in Murder (2006) CHARLEY & JACK FAIRFAX MYSTERY Series アルフレッド・ヒッチコック『断崖』Suspicion (1941)
マーガレット・デュマス
『何か文句があるかしら
創元推理文庫』
島村浩子訳
東京創元社 2009年6月刊
480ページ
https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488261047
https://www.amazon.co.jp/dp/4488261043
「演劇修業で訪れたロンドンで電撃結婚したチャーリー。
愛しい旦那様のジャックと一緒に、故郷サンフランシスコに
帰還した彼女をホテルのスイートで出迎えたのは、身元不明の
全裸死体だった。さらに親戚や、みずからの運営する劇団
〈レップ〉をも災難が襲うにいたり、チャーリーは素人探偵として
活動を始める。だが、旦那様にも何やら秘密があることを知って……。
セレブな新婚夫婦の華麗なる？活躍、新シリーズ登場。」
福岡市総合図書館蔵書
2009年8月7日読了
http://www.margaretdumas.com/
https://www.goodreads.com/author/show/4818.Margaret_Dumas
http://www.cozy-mystery.com/margaret-dumas.html
Margaret Dumas
CHARLEY & JACK FAIRFAX MYSTERY Series
Speak Now (2004)
https://www.amazon.co.jp/dp/1590581210
https://www.amazon.com/dp/1590585062
2004年に米国で発表されたコージーミステリ。
サンフランシスコを舞台にした著者のデビュー作。
読み始めるとどんどん進み、気がつくと最後の
意外な真犯人の判明する場面でした。
食事のシーンが数回あり、とても美味しそうです。
主人公が1941年に公開された
ヒッチコックの監督作品
『断崖』を引用するところで、
なるほどと思いました。
「わたしはジャックを振り返った。
「ねえ、あなたってときどき
ケーリー・グラントを思いださせるわ」
「ときどきだけ？ 」
「で、たったいまは『断崖』の
ケーリー・グラントを思いださせる」
彼は飲みものを置き、こちらに
歩いてくると、わたしの肩に手を置いた。
「それは彼が圧倒的にハンサムな作品？ 」
わたしの首をマッサージしはじめた。
「それとも彼がすばらしく魅力的な
作品だったかな？ 」
わたしは身を引きはがし、一歩あとずさった。
「彼の妻が、夫が何か隠していることに
気づく作品よ」」
p.94
『断崖』
Suspicion (1941)
https://www.allcinema.net/cinema/14285
https://www.allcinema.net/person/38347
https://www.allcinema.net/person/38480#google_vignette
https://ja.wikipedia.org/wiki/断崖_(映画)
https://en.wikipedia.org/wiki/Suspicion_(1941_film)
Alfred Hitchcock (1899.8.13-1980.4.29)
Suspicion (1941)
Official Trailer - Cary Grant, Joan Fontaine Movie HD
https://www.youtube.com/watch?v=9N8DSucsSdY
Suspicion 1941
Milk scene Cary Grant Joan Fontaine
https://www.youtube.com/watch?v=j43DaFDhggM
この映画では、
ケーリー・グラント
Cary Grant (1904.1.18-1986.11.29)
が夫を、
ジョーン・フォンテイン
Joan Fontaine (1917.10.22-2013.12.15)
が夫を疑う妻を演じました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08CL44ZJX
https://www.amazon.co.jp/dp/B08CL1PQB7
マーガレット・デュマス
『上手に人を殺すには
創元推理文庫』
島村浩子訳
東京創元社 2010年8月刊
423ページ
https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488261054
https://www.amazon.co.jp/dp/4488261051
「新居で最愛の旦那様ジャックとの甘い生活を満喫するつもりが、
またもや人死にに出鼻をくじかれるわたし。
夫の会社の取引先である、IT企業CEOの婚約者が変死を遂げたのだ。
被害女性は偶然にも、わが親友ブレンダの同級生だった。
チャーリーは事件を探るため、渋る夫を説き伏せて、友人たちと
くだんのIT企業に潜入捜査を敢行する──
セレブな新婚夫婦およびその仲間たちの華麗なる？ 活躍、
シリーズ第２弾。」
https://www.goodreads.com/book/show/60493.How_to_Succeed_in_Murder
Margaret Dumas
CHARLEY & JACK FAIRFAX MYSTERY Series:
How To Succeed in Murder (2006)
https://www.amazon.co.jp/dp/1590582608
福岡市総合図書館蔵書
2010年9月26日読了
2006年に米国で発表されたコージーミステリ。
サンフランシスコを舞台にした
チャーリー・フェアファックス・シリーズ第2作。
チャーリーは七か月前にジャックと結婚したばかりの
お金持ちの女性。
「ジャックは三十代後半で、
わたし――まだほんの三十代なかば――よりも
ずっと年上で、長身、濃い色の瞳、
しっかりした顎をしていて、全盛期の
グレゴリー・ペックを思い出させる。
皮肉屋で、頭にくるくらい秘密主義のこともある
グレゴリー・ペックだけれど、
わたしにとって、とびきりすてきな
主演男優であることに変わりはない。」
p.10
グレゴリー・ペック
Gregory Peck (1916.4.5-2003.6.12)
の全盛期って何年頃？
日本でたぶん一番人気のある作品は
『ローマの休日』1953
だと思いますけど、この頃かな？
『ローマの休日』
Roman Holiday (1953)
https://www.allcinema.net/cinema/25599
https://www.allcinema.net/person/22355
https://en.wikipedia.org/wiki/Roman_Holiday
https://ja.wikipedia.org/wiki/ローマの休日
https://ja.wikipedia.org/wiki/グレゴリー・ペック
Roman Holiday (1953) Trailer #1
Movieclips Classic Trailers
https://www.youtube.com/watch?v=ELb4S8P3q20
ROMAN HOLIDAY | Trailer | Paramount Movies
https://www.youtube.com/watch?v=2vm2FdHg7Io
https://www.amazon.co.jp//dp/B0CBHCMG24
https://www.amazon.co.jp/dp/B078HWDDKL
読書メーター
マーガレット・デュマスの本棚
登録冊数2冊
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091540
ミステリの本棚
登録冊数377冊
著者名五十音順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091193
https://note.com/fe1955/n/n021e27eaaad9
https://note.com/fe1955/n/n68a2f44ca732
https://note.com/fe1955/n/n97b3a3d5f005
https://note.com/fe1955/n/na2a8783f0b36
https://note.com/fe1955/n/nde3281e0e316
ディック・フランシス
『横断
（ハヤカワ・ノヴェルズ）』
菊池光訳 早川書房 1989.11
コナン・ドイル
『回想のシャーロック・ホームズ 新訳版
（創元推理文庫）』
深町眞理子訳 東京創元社 2010.7
小池滋先生（1931.7.15- 2023.4.13）
小野二郎先生（1929.8.18-1982.4.26）
https://note.com/fe1955/n/n704a9c240bcb
https://note.com/fe1955/n/n018f722e22bd
2011年3月に読んだミステリ。 ピーター・トレメイン 『死をもちて赦されん （創元推理文庫）』 甲斐萬里江訳 東京創元社 2011年1月刊。2011年3月12日読了。...
Posted by 山本 鉄二郎 on Wednesday, June 8, 2016