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和田誠(1936.4.10-2019.10.7)『お楽しみはこれからだ 映画の名セリフ』文藝春秋 1975年6月刊 256ページ


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和田誠(1936.4.10-2019.10.7)
『お楽しみはこれからだ
 映画の名セリフ』
文藝春秋 1975年6月刊
256ページ
2005年8月21日再読
1982年10月15日第17刷
購入年月日古書店価格不明

https://www.amazon.co.jp/dp/4336073007

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1955年1月生まれの私は、
1970年代前半、
『キネマ旬報』連載を毎回読んでいました。

『お楽しみはこれからだ』
全7巻のあちこちをパラパラと見直していると、
監督と主演俳優から引ける索引が欲しくなりました。
欲しくなると作りたくなるもので、
7冊分の収録作品をエクセルに入力してしまいました。
並べ替えたり、オートフィルタでブラウズしたりして、
できた索引をパソコンの画面で楽しんでいると、
全7巻を何度でも読み返せます。
文章もイラストも、楽しい本だなぁ。
和田誠さんと小林信彦さんは
私の映画の観かたの先生だと、
私は勝手に考えていました。

「『キネマ旬報』の編集長、白井佳夫さんから、連載をやってみないか、
というお話があった。四ページあげるから何でも好きなことをやっていい、
ということだった。ぼくのようなアマチュアにそういう依頼をするのは
英断だったと思う。で、ぼくとしても受けて立ちたいな、
という気持ちになった。
 … 
映画好きな友人たちと映画の四方山ばなしをする時がそうであるように、
女優の衣装のことから、男優のタバコの吸い方の話から、あるいは
拳銃の抜き方のことから、さまざまに映画談議の花が咲く。
どうせぼくが記す映画の話、シチメンドクサイ理屈など言える筈もなく、
いっそ友人と馬鹿ばなしをする要領で、ひとつ気楽にやってみましょう、
と決めてしまったのであった。」
p.249「あとがき」

「『お楽しみはこれからだ』[文藝春秋 1975]の場合、
化粧扉がなくて本文用紙で扉を作ったんだけど、あれも、
定価を千円以内に抑えたい。それにはどういう手があるか。
まず、化粧扉をやめよう。それから帯をやめよう。
帯をやめる代わりに、帯のあたりに文字を入れよう。
カバーを普通四色使うところを二色にしよう。
そういう、経済的なところから発想する。
実用性から発しているんでしょうね。
芸術性じゃないんだね(笑)。」
p.31
「『お楽しみはこれからだ』は、売れるかどうかわからないし、
変な題だから、部数は最初は少なかったんです。
一刷は何千部だった。
こんなにシリーズになるとは思わなかったですね。」
p.101
「装幀録・交遊録」松田哲男によるインタビュー
『和田誠百貨店 B館』
構成・デザイン 和田誠
美術出版社 1988年3月刊
33cm 128ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/456817032X

1973年4月、明治大学文学部学生になった、
1955年1月生まれの私は、毎日、
大学図書館雑誌室で
『キネマ旬報』を読み、
名画座で映画を観ていました。
当時の『キネ旬』連載は凄かったです!

竹中労(1928.3.30-1991.5.19)
「日本映画横断」
「日本映画縦断」
小林信彦(1932.12.2- )
「架空シネマテーク」
和田誠(1936.4.10-2019.10.7)
「おたのしみはこれからだ」
山田宏一(1938.9.13- )
「シネ・ブラボー」(和田誠命名)
渡辺武信(1938.1.10- )
「日活アクションの華麗な世界」
石上三登志(1939.1.3-2012.11.6)
「ぼくは駅馬車に乗った」


白井佳夫(1932.4.29-2024.10.5)『キネ旬』編集長は
「連載バカボン」と自称してましたねぇ。

読書メーター
和田誠の本棚
登録冊数120冊
刊行年月順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091203

https://note.com/fe1955/n/n7f7a01861383

https://note.com/fe1955/n/nc4dbaafc05b1

https://note.com/fe1955/n/n2384a22b2150

https://note.com/fe1955/n/ncd59cc9fb07d

https://note.com/fe1955/n/n6ff53f42cfbc

https://note.com/fe1955/n/n139bc0726409

https://note.com/fe1955/n/ncbceea41d912

https://note.com/fe1955/n/n7b8889012dd0

高崎俊夫(1954- )
「ラディカルな映画史家としての
 竹中労[1928.3.30-1991.5.19](2011.11)」
「和田誠[1936.4.10-2019.10.7]
 または寛大なるイロニスト(2013.8)」
『祝祭の日々
 私の映画アトランダム』
国書刊行会 2018年2月刊https://note.com/fe1955/n/ne0693a327021

https://note.com/fe1955/n/ndf475c2b52b2

https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/pfbid0azNKgYqJtDKMrYrQjMiM78QEeYepaAbYz36WZKgE6RHXBqzGAVa7PBhH6VuBKs5Tl

昨日読み終わった本。 和田誠『和田誠百貨店 B館』構成・デザイン 和田誠。美術出版社 1988年3月刊。 https://bookmeter.com/books/233353...

Posted by 山本 鉄二郎 on Saturday, March 10, 2018

https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/539822816092362

三年前に読んだ本。白井佳夫『対談集 銀幕の大スタアたちの微笑』 http://bit.ly/1djeUXr #bookmeter 日之出出版...

Posted by 山本 鉄二郎 on Thursday, November 14, 2013





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