見出し画像

小森収(1958.6.2- )『はじめて話すけど… 小森収インタビュー集』和田誠装丁 フリースタイル 2002年7月刊 317ページ  各務三郎(太田博  1936.10.20- ) 小林信彦(1932.12.2- ) 三谷幸喜(1961.7.8- ) 石上三登志(今村昭 1939.1.3-2012.11.6) 松岡和子(1942.4.17- ) 和田誠(1936.4.10-2019.10.7)  創元推理文庫 2023年12月刊 384ページ  北村薫(1949.12.28-)

小森収(1958.6.2- )
『はじめて話すけど…
 小森収インタビュー集』
和田誠装丁
フリースタイル 2002年7月刊
317ページ
福岡市総合図書館蔵書
2016年5月14日読了
http://www.amazon.co.jp/dp/4939138089

創元推理文庫
2023年12月刊
384ページ
福岡市総合図書館蔵書
2024年2月28日
拾い読み
https://www.amazon.co.jp/dp/4488485219
「ちょっと訊きづらいですが……
真剣に、されど自由に
道を究めた達人たちの極意
他に類を見ないインタビュー集、初の文庫化
北村薫インタビューを新規収録

各務三郎が「ミステリマガジン」編集長時代を、
皆川博子が少女時代の読書体験を、
三谷幸喜が「作戦もの」の魅力を、
法月綸太郎がアントニイ・バークリーの読み解きを、
石上三登志がミステリの楽しみ方を、
松岡和子が戯曲を翻訳する喜びを、
和田誠が戦後のアメリカ文化を、
はじめて語ってくれた。
〈短編ミステリの二百年〉で日本推理作家協会賞、
本格ミステリ大賞に輝くアンソロジスト・評論家による
類を見ないインタビュー集、待望の文庫化。
北村薫が「良き読者」としての在り方を語る
新規インタビューを特別収録。」

北村薫(1949.12.28-)
「良き作品のよき読者であるために」p.347-370

「本書の英語題名[I confess...]は
[フリースタイルのワンマンパブリッシャー]
吉田保さん[1946.11.6- ]がつけてくれたものだ。
創元推理文庫に入ることを予期したかのような
good job だと思う。」
p.376「あとがき」

ヒッチコック(1953)ですねぇ。
I Confess (1953) Official Trailer
https://www.allcinema.net/cinema/26150

https://www.youtube.com/watch?v=NiajVY-f99s


北村薫インタビュー(抄録)を12月18日発売
『はじめて話すけど…… 小森収インタビュー集』(創元推理文庫)
より特別公開!
https://www.webmysteries.jp/archives/34276156.html

試し読み ~23ページ
https://x.gd/PYCY7


https://x.gd/PYCY7

1958年生まれの
フリー編集者、演劇評論家、書評家・文芸評論家、小説家による
2001年に行われた七篇の対談集。

各務三郎(太田博  1936.10.20- )
三谷幸喜(1961.7.8- )
石上三登志(今村昭 1939.1.3-2012.11.6)
松岡和子(1942.4.17- )
和田誠(1936.4.10-2019.10.7)
の五人分を読みました。

皆川博子(1929.12.8- )と
法月綸太郎(1964.10.15- )
(とアントニー・バークリーとフランシス・アイルズ(同一人物))
は全く読んでいないのでパス。

1973-77年に大学生だった私(1955年生まれ)には、
昔観た映画や読んだ本の話題が満載で何とも面白い本でした。

各務三郎「ミステリがオシャレだったころ」
皆川博子「皆川博子になるための136冊」
三谷幸喜「理想の作戦ものを求めて」
法月綸太郎「本格推理作家はアントニー・バークリーに何を読みとるのか?」
石上三登志「札つきファンのミステリの接し方」
松岡和子「戯曲を翻訳する幸せ」
和田誠「バタくささのルーツを探る」

http://d.hatena.ne.jp/pelebo/20111003/1317645574

https://x.gd/PYCY7
https://x.gd/PYCY7
https://x.gd/PYCY7

「小森 私が今回調べて改めてびっくりしたのは、
[『ハヤカワミステリマガジン』への]
小林信彦さん[1932.12.2- ]の起用についてです。
もちろんパロディの
「中年探偵団」(1969年9月号)があって、すぐに
「深夜の饗宴」(1969年10月号〜1970年9月号)
が始まるんですが、一年くらいで、またすぐに
『大統領の密使』(1970年10月号〜1971年4月号)が始まる。
切れ目がないんですね。
[1972年1月号まで]ほぼ毎月、なにかの連載が続いてるんです。

各務 そうかもしれない。あの人はユーモアというものを非常に高く買ってるわけでしょう。俺も結城昌治は『白昼堂々』で直木賞を取るべきだったと思ってたくらいだから、小林さんはユーモアのあるもので直木賞を取れる、取るべきだと思ってた。

小森 ということは、あいだに「深夜の饗宴」はありましたが、
『大統領の密使』みたいなものは、最初から狙っていたということですか。

各務 そういう小説で、直木賞を取れるはずだと。取れば、日本の小説も変わるんじゃないかぐらいのことは、若気の至りで、考えてはいた。
『大統領の密使』なんて、いま読んでも、いい作品だと思うんだけどね。
かなりユニークなものだけど、今度は、それを評価する批評家がいない。

小森 オヨヨ大統領シリーズは、最初子ども向けで二冊出てますね。

各務 それを大人向けでやりたいという話が、小林さんから来てると思う。
こっちの発想じゃない。ああいうものを載っける媒体はないわけ。
そうすると、『ミステリマガジン』なんかは一番都合がいい。

小森 それを受ける各務さんの側の思惑というのは、なにかあったんでしょうか。
各務 どこかで料理をやろう、と
小森 『大統領の晩餐』は最初から計画にあった?
各務 それは、もう(笑)。
料理が入ってくると面白くなるはずだし、元々、
料理のことを書いた本は好きだったんだ。
そういうのを小説で書いたのは、あまりないしね。」
p.24

https://note.com/fe1955/n/n9aa89f5956c7

小林信彦「深夜の饗宴」
を知らなかったので慌ててググってみると、
小林信彦
『紳士同盟ふたたび』
扶桑社文庫 2008.8
に収録されていました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4594057411
「傑作ミステリ評論『深夜の饗宴』も収録」

https://note.com/fe1955/n/n09e4f9d45b7c

https://note.com/fe1955/n/nd3107e7463f1

https://note.com/fe1955/n/n82441377b708

https://note.com/fe1955/n/n6cc0a819ea9a

https://note.com/fe1955/n/n24191b2da921

https://note.com/fe1955/n/n7f7a01861383

https://note.com/fe1955/n/n19f177b4b2ad

https://note.com/fe1955/n/n4b5a41b5f149

https://note.com/fe1955/n/n63a75c1e0754

https://note.com/fe1955/n/n5f3ffdad5aa7

https://note.com/fe1955/n/nb3e37a408a41

読書メーター
小林信彦の本棚
登録冊数136冊
刊行年月順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091202

https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/pfbid031xVT2XXCS5jwgqZqoyJgkxKMwhwMsxyt9qtvmz8Y2eT9emkWP6qNj8Ht6wSaR525l

三年前に読んだ本。石上三登志 『私の映画史 石上三登志映画論集成』 http://goo.gl/17DhzR #bookmeter 論創社 2012年1月刊。2012年3月14日読了。 『キネマ旬報』1973-75...

Posted by 山本 鉄二郎 on Thursday, April 23, 2015


いいなと思ったら応援しよう!