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角田光代(1967.3.8- )・河野丈洋(1978.9.18- )『もう一杯だけ飲んで帰ろう。』新潮社 2017年11月刊 209ページ オレキエッテ Paul Whiteman (1890.3.28-1967.12.29) & his Orchestra Bob Lawrence (vocal) "Smoke Gets in Your Eyes" (1933.11.3) 日記 2018年1月10日 いつしかとをぎの葉むけのかたよりにそそや秋とぞ風もきこゆる 新古今和歌集 286
日記
2018年1月10日
午前2時55分起床
雨 室温7.1度 湿度54%
体重53.5kg BMI 19.9
スクワット50回 懸垂9回
62歳11か月
Paul Whiteman (1890.3.28-1967.12.29)
& his Orchestra
Bob Lawrence (vocal)
"Smoke Gets in Your Eyes" (1933.11.3)
https://www.youtube.com/watch?v=xb_8NBfdlNc
"Best-selling early version of
the Jerome Kern-Otto Harbach standard
from the stage play and later movie
“Roberta.”
78rpm: Victor 24455
(When Your Heart’s On Fire)
Smoke Gets In Your Eyes (Harbach-Kern)
by Paul Whiteman & his Orchestra,
vocal by Bob Lawrence,
recorded in NYC November 3, 1933"
https://en.wikipedia.org/wiki/Smoke_Gets_in_Your_Eyes
"Paul Whiteman had the first hit recording of the song on the record charts in 1934. Whiteman and his Orchestra performed the song with vocals by Bob Lawrence, and this version topped the charts in the same year."
https://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Whiteman
https://ja.wikipedia.org/wiki/煙が目にしみる_(曲)
歌詞・訳詞
https://ameblo.jp/songbirdtaeko/entry-12807411246.html
![](https://assets.st-note.com/img/1738782680-k72j1fmSTZ5bQsGurY9w8OCg.png)
いつしかとをぎの葉むけのかたよりにそそや秋とぞ風もきこゆる
崇徳院御歌
百首歌に、初(はつ)秋の心を
新古今和歌集 巻第四 秋歌上 286
「早くも荻の葉の向きは一方に靡き、それそれ秋が来たよと
風も告げるように聞える。」
『新日本古典文学大系 11』岩波書店 1992.1 p.97
久安六年(1150)、久安百首。
いつしかと 早くとせつくさまであるが、早くもの意にも用いる。
葉むけ 万葉語の「穂むけ」に基づく造語。
そそや それそれ、ほらほら。「物を聞き驚く詞なり」(顕昭・詞花集注)ともいうが、ここは「傍らなる人に物を告ぐるにそそやといへる」(名語記[みようごき 語源辞書。経尊 (きょうそん) 著。1275(建治1)成立]の意でよい。そよそよと吹く風の擬声辞でもある。
参考
「秋の田の穂むけのよする片寄りに君に寄りななこちたかりとも」
(但馬皇女 万葉集二)。
「荻の葉にそそや秋風吹きぬなりこぼれやしぬる露の白玉」
(大江嘉言 詞花 秋)。
「立秋」「初風」の歌。
崇徳院(すとくのいん 1119-1164)
第75代天皇(在位 1123-1142)。
仁平元年(1151)頃、藤原顕輔に命じて
第六勅撰和歌集『詞花和歌集』を撰進させた。
詞花集初出。新古今七首。勅撰入集八十一首。
隠岐での後鳥羽院による『時代不同歌合』では
清慎公[藤原実頼]と番えられている。
小倉百人一首 77
「瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ」
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/sutoku.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/崇徳天皇
2013年の立春、
2月4日から毎日一首づつ読み始めた
新古今和歌集の通読(つぶやき)が
四年かかって終わりました。
https://bookmeter.com/mutters/153791951
https://bookmeter.com/mutters/153744722
全二十巻
春夏秋冬賀哀傷離別羈旅恋雑神祇釈教
1995首
明日から再読
2017.3.26
![](https://assets.st-note.com/img/1738702644-VxZbn4sRYfPhm1rUSgNGXz86.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1738702669-beXVcfhWilFvxBuCtQaEIjZ2.png?width=1200)
角田光代(1967.3.8- )
河野丈洋(1978.9.18- )
『もう一杯だけ飲んで帰ろう。』
新潮社 2017年11月刊
209ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4104346071
http://www.shinchosha.co.jp/book/434607
↑「立ち読みする」で、目次と角田光代「はじめに」が読めます。
「ふたりで訪れたおいしいお店をそれぞれの視点で綴った
初の夫婦共著エッセイ。
ずっと別々に行っていた居酒屋に今は二人で一緒に。
旅先の味を求めてミャンマー料理を食べに。
近所の古本酒場で常連たちと盛り上がり、
芝居を観た後は朝まで話し合う。
昼飲みの聖地ではしご酒、
うまい魚を食べるためには電車に乗って。
ご近所から海外まで、今夜も夫婦で一杯飲みに。
読めばおかわり必至ごくごく読める楽しいエッセイ。」
新潮文庫 2023.11
https://www.amazon.co.jp/dp/4101058377
https://dot.asahi.com/wa/2017122100061.html
AERA dot.
2017.12.25 11:30
『週刊朝日』2017年12月29日号
角田光代の夫はまるで「イリオモテヤマネコ」
妻でも遭遇できない?
https://dot.asahi.com/wa/2017122100062.html
「結婚に否定的だった」角田光代が
河野丈洋と再婚した理由
https://www.bookbang.jp/article/544123
Book Bang -ブックバン-
2017年12月18日
角田光代&河野丈洋夫婦対談
「レモンサワーを馬鹿にするな!」
お酒への愛情爆発
『古典酒場』
Vol.11-12(2012-2013) と
『芸術新潮』
2014年5月号~2017年5月号連載、
「もう一杯だけ呑んで帰ろう。」
38篇
2009年に結婚された、
1967年生まれの作家・角田光代さんと
1978年生まれの音楽家・河野丈洋さんのご夫婦が、
西荻窪、荻窪、阿佐ヶ谷、高円寺、中野、新宿、
高田馬場、渋谷、下北沢、永福町、吉祥寺、
その他(香港も!)のお店で飲み食いしたことを、
それぞれが撮影した写真と共に語る、
楽しいエッセイです。
得地直美さんによる似顔絵も楽しいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738722757-eCV6USrIqNfMPAw45kJX9iRE.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1738722821-7SVCNkyaQcK5tn9fg6zB8GYU.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1738722888-uZtdAC49inl0XN6TrR3hOUQ8.png?width=1200)
「私と夫のいちばんの共通点は、
「酒を」飲むことでなくて、
「人と」飲むことが好き、ということで、
だからこそ私たち二人も親しくなったのだと思う。」
p.204
「いつも真ん中にはおいしい酒」
「「自分が何を大事にして生きているのか」
を感覚的に共有できる人と飲むことが、
僕にとっての喜びだ。
その感覚が自分にいちばん近く、
おなじような理解をしているのが妻で、
また妻を通じて知りあった方々もみな、
似たような感覚を持っていると僕は思っている。」
p.206
「それでいいよ、大丈夫だよ」
https://dot.asahi.com/wa/2017122100061.html
によれば、お二人の普段の生活は、
「妻 この前は3カ月、
仕事部屋からほぼ出てきませんでした。
その間に私が姿を見たのは3回ぐらいですね。
その間は食事も別々でお互い一人暮らし。
死んでいたらいやだなと思って、
メールのやりとりはしています。」
だそうです。
「もう一杯だけ飲んで帰ろう。
第25回」
p.170-171
西荻窪『カンラン』
エリンギ黒胡椒焼き
アボカド西京味噌漬け
海老塩レモンワイン蒸し
牡蠣バター焼き
お好み焼きそば肉玉
お好み焼きうどん肉玉
「角田光代
そば肉玉はそばの端っこがかりっとしていておいしいが、
うどんももちもちしていておいしい。」
p.170
「河野丈洋
うどん入りのお好み焼きを食べたのが初めてだったが、
とてもおいしかった。決め手はキャベツなんだと思うなあ。
ふつうに蒸しているようにしか見えないのに、
まるで魔法のようだ。
『カンラン』のキャベツの扱い方は抜きん出て旨いのだ。」
p.171
『芸術新潮』
2017年1月号
新潮社 2016年12月24日発売
2022年5月15日拾い読み
https://www.shinchosha.co.jp/geishin/backnumber/20161224/
https://www.amazon.co.jp/dp/B01MSW6JLA
角田光代・河野丈洋
「もう一杯だけ飲んで帰ろう。
第32回
未知の領域 それだけじゃなかった」
p.148-1495
南青山・中華料理店
『Mimosa(ミモザ)』
焼売 卵とトマトの薫香炒め 湯葉五香粉炒め
明蝦海老香り蒸し タイラ貝ズッキーニ炒め
アウグスビール(国産クラフトビール)
「角田 びっくりしたのは、卵とトマトの炒め物である。
薫香炒めと書いてあったけれど、ごくふつうの
卵とトマトの炒めを想像していたのだ。
しかし目の前に供されたのは見たこともない一品。
茶色い。どれがトマトでどれが卵かわからない。
食べてみてさらにびっくり。卵だし、トマトだけれど、
燻されたような香りがぷーんと広がる。
食べたことのない味である。
不思議がっているとお店の方が作り方を教えてくれた。
フライパンを熱してから焦がすようにトマトを焼いて
「薫香」をつけるらしい。」
p.148
『芸術新潮』2017年1月号 新潮社 2016年12月24日発売。 https://www.amazon.co.jp/dp/B01MSW6JLA https://www.shinchosha.co.jp/geishin/backnumber...
Posted by 山本 鉄二郎 on Saturday, May 14, 2022
『芸術新潮』
2017年5月号
https://www.shinchosha.co.jp/geishin/backnumber/20170425/
https://www.amazon.co.jp/dp/B06Y1QB2N6
角田光代・河野丈洋
「もう一杯だけ飲んで帰ろう。
第36回 最終回
いつも真ん中にはおいしい酒
それでいいよ、大丈夫だよ」
p.150-151
西荻窪
『trattoria29(トラットリア ヴェンティノーヴェ』
キアンティの豚のツナのサラダ
春野菜のくたくた煮込み
ミートボールフリット
アンガス牛ランプと松阪ポーク炭火グリル
菜の花桜海老オレキエッテ
「角田 胃がもうひとつほしい!
仕事+酒を介して親しくなった人たちと、
酒仲間でもある夫と、
五十歳(!)の誕生日に、
こんなふうにおいしいものを食べて
思うさま飲めるなんて、
こんなしあわせなことはない。
当然ながら、もっと飲もうと話はまとまり、
満腹のおなかで夜の町にぞろぞろと出ていった。
今まで過ごした数えきれない酒の夜と、
これからのすべての美酒に乾杯!」
p.150
『芸術新潮』2017年5月号 新潮社 2016年12月24日発売。 https://www.amazon.co.jp/dp/B06Y1QB2N6 https://www.shinchosha.co.jp/geishin/backnumber...
Posted by 山本 鉄二郎 on Sunday, May 15, 2022
「オレキエッテ」を食べたことはありませんが、
文字として見た記憶がありました。
2017年1月に読んだ、
浦沢直樹・長崎尚志
『MASTERキートン
Reマスター』
小学館 2014.12
https://www.amazon.co.jp/dp/409186726X
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/1281248721949764
でした。
「ダニエル
イタリアのレッチェ……
なんだかうまそうな物ありそうな町だぞ
平賀太一
探偵は廃業したんだ。今更……
レッチェ…… イタリアの踵、レッチェか……
バロック建築の街……
クレタ文明を引き継ぐメッサビ人が入植した都市……」
p.10「眠り男」
「レッチェ イタリア
平賀太一 ん―――……
これがプーリア州名物のオレキエッテ!!
ソースがよくからむなあ」
p.11
https://ja.wikipedia.org/wiki/オレッキエッテ
「オレッキエッテ(イタリア語: Orecchiette)は、
イタリアのプッリャ州とバジリカータ州の
地域を代表する耳形のパスタである。」
http://recipe.ti-da.net/e1331877.html
へっぽこ調理師のごはんレシピ 2007年2月11日
オレキエッテ(小さな耳たぶパスタ)のミートソース
「「ドンペッピーノ」というイタリアのメーカーのパスタ
「オレキエッテ」をミートソースであえて食べました。
「オレキエッテ」はブーリア中部バーリ原産の
"小さな耳たぶ" という意味のパスタで、現在イタリアで
もっとも人気の高いショートパスタなのだそうです。
乾燥パスタとは思えないほどの "もちもち感" が楽しめました^^」
![](https://assets.st-note.com/img/1738721220-RFaSEMQ3hyVNi0Wv7lkCxYLr.png)
https://www.amazon.co.jp/dp/409186726X
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/1281248721949764
昨日読んだマンガ。 浦沢直樹・長崎尚志『MASTERキートン Reマスター』小学館 2014年12月刊。 http://bookmeter.com/b/409186726X...
Posted by 山本 鉄二郎 on Tuesday, January 3, 2017
![](https://assets.st-note.com/img/1738722044-qELUJVjdbTGPXOroZKBA4y0m.png?width=1200)
読書メーター
角田光代の本棚
登録冊数13冊
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091736
食べ物の本棚
登録冊数は858冊
著者名の五十音順
エッセイ、小説、マンガ、絵本など
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091194
https://note.com/fe1955/n/n2be7b9c50e25
https://note.com/fe1955/n/ned3d7688c9dc
https://note.com/fe1955/n/n54e73b312e03
https://note.com/fe1955/n/n9951a876f85a