[ADDress家守体験記 No.10]家守さんたち

2024年11月30日 09:30

これを書いているのが2024年11月下旬。

ADDressの拠点にわが家を仲間入りさせていただき、丸２年が経とうとしています。早いものです。

高松B邸、として拠点に加わっているFD+roomの近況です。

ここ１年間にわたって、ADDress会員様のご利用はほとんどありません。ADDress家守としては書くネタがありませんので、体験記は最後になります。そこで、いままでにお会いした他拠点の家守さん達のことを書こうと思います。

近所の拠点の家守さん＜１＞

この方は、うちがADDress拠点となってから１ヶ月ぐらいして、お会いすることになりました。会員としてうちに宿泊予約されたのです。
当時はADDressのメディアにも頻繁にでている、界隈では知る人の多い若い女性でした。

もとは会員で、アドレスホッピングを続けているうちに家守になるというパターンがあるようで、この方もそういう経歴だそうでした。

ADDress会員の友人と１部屋ずつで予約でしたが、ご友人が前ノリされるかたちで、席を温めておくような印象でした（実際にはお忙しかったそうです）
夜の数時間だけ、和やかにお話しさせていただいて、新米家守のわたしに注意した方が良い点や、家守生活の楽しい部分などを教えてくれました。
みずから出向いてこういうことをしてくださるとは、とてもありがたいし、暖かいお人柄を感じました。
彼女は、当時ADDressの理念に共感し、意識的に仲間作りをしようと行動されていたのだと思います。

彼女に再会しようと予約を入れる前に、拠点を閉じてしまわれました。

推し活に出かけた町の家守さん

前述の家守さんが、ここを発ってすぐわたしは、推しのイベントのために他県にでかけ、初のADDress拠点利用をいたしました。
家守特典、として決められた日数分だけADDress拠点の無料宿泊権利をもらえるので、それを早速活用したのです。
街中の便利な場所にあるその拠点は、ゲストハウス兼用で、階下が居酒屋、宿泊部分は２階のドミトリー＋共用バストイレという構成。

推しのイベントが終了した、夜７時頃に到着しました。
ちょうど１Ｆ居酒屋でこたつを囲んで、滞在中の皆様がたこ焼きパーティーをしていました。
家守さん（ゲストハウスの経営者）が誘ってくださったんですが、お酒代込みの価格が、呑まないわたしには高額に感じたので、丁寧にお断りしました。

の、つもりでしたが、ご機嫌を損じたようでした。

ADDress会員だと伝えると「仕事できるスペースがないといけないんでしょ、ADDressのひとたちって。」とかえってきたので、仕事するつもりはなくて家守特典を使って推し活できたんだと説明しました。荷物を置いて、調べておいたお好み焼き店に向かいました。

１泊して出発する朝、新幹線の時間まであいだがあったので、少しの間１Ｆの居酒屋部分で座ってゆっくりしていました。昨晩は遅くまでたこパー続いていたようです。
家守さんが出勤されてきたので発つ前に少しだけ、と思い話しかけてみました。二日酔いのご様子でしたが、お話しはしてくれました。

地元の若い方や外国人旅行者のために、ご自分の長期海外経験を活かしてリーズナブルな施設を作りたい、という思いで、ゲストハウスを経営されているのだそうです。

「ああ、そちらの高松の拠点には、遊びに行きませんから。」

と会話の流れと関係なく言われて、耳を疑いました。
もちろん、お誘いしていません。
昨夜のたこパー辞退が、思いのほかご機嫌に影を落としたのでしょうか。

そのとき、２階で外国人女性の助けを呼ぶ声がして（おそらく重度の二日酔い）家守さんが駆けつけていましたので、そのままそっと出てきました。
根はお気持ちの優しい方のようです。

近所の拠点の家守さん＜2＞

この方は、県内の大きめ拠点の家守さんで、私のようなオーナー家守に近い立場の方のようで、年配の男性です。

うちの最大の難点が、駅から遠い、ということなんですが、実はコミバスを利用すればそれほど歩くことはないのです。
しかし、日曜日はそのコミバスもお休み。
その家守さんは、車で40分ほど離れた場所から、うちに滞在するという若い女性会員さんを送ってきて下さったのです。

これはなかなかできることではないと思うのです。
しかし、送ってもらった女性会員さんの方はどこか、当然のこと、といった風情です。

しかしその家守さん、だまって家に上がりその方のお部屋まで荷物を運んであげているので、驚いて声をかけました。
家に上がる前に、ひとこと呼び出してほしかったです。

もう一人、会員だという中年男性も上がってきていて「会員なので上がらせてもらっても問題無いはず。」といいだしました。
揉めたくなかったので、女性会員さんを送って下さったことの御礼を言って、お二人にお引き取りいただきました。

一部始終をご覧になっていた女性会員さんは、
数日の滞在中、とても礼儀正しくお部屋も綺麗に使ってくださいました。