【ドイツ事情】実はドイツでも行儀が悪い「歩き食い」#357
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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
毎週水曜日はドイツ事情について、私の体験も踏まえてお話しています。
先週の第352回では「幸せそうな犬(可愛がることと甘やかすことは違う)」というテーマでお話しました。
今日は「実はドイツでも行儀が悪い『歩き食い』」というテーマでお話します。
歩きながらものを食べる「歩き食い」は日本では行儀が悪いけれど、海外では問題ないと思っている人が結構います。
確かにドイツでも「歩き食い」をしている人を見かけることはありますが、それはたいてい観光客だったり移民や外国人だったりします。
実はドイツでも歩きながらものを食べる人は、行儀が悪い人、子供の時にきちんと躾けられていない人だと思われるのです。
ドイツ人の友人や知り合いに直接聞いてみたことがありますが、
「歩き食いはみっともない」
「歩き食いをしないよう子供を躾けている」
「きちんとした家庭で育った人は歩き食いなどしない」
など、日本人と同じような考えでした。
でも、最近は「歩き食い」をしている人をよく見かけるようになったと嘆いていました。
日本も、そうですよね。
最近は「歩き食い」どころか駅のホームで並んでいる時に、パンやおにぎりを食べていたり、電車の中でも食べていたりする人をよく見かけるようになり呆れてしまいます。
旅行などで利用する長距離列車のボックスシートでお弁当を食べるのは良いですが、普通列車の長椅子タイプのロングシートでものを食べるのは行儀が悪いだけではなく周りの乗客にとって迷惑です。
いくら注意していても食べこぼしはあるものですし、電車は突然大きく揺れたり、急停車したりすることがあるからです。
他の乗客の服を汚してしまうかもしれません。
ドイツなど海外で旅行する際も、開放的な気分になり「旅の恥は掻き捨て」などと思わないほうがいいですね。
行儀が悪いと思われるだけではなく、「歩き食い」をしていると注意散漫になりやすいからです。
手荷物に注意が行かなくなり、うっかり落としてしまったり、スリに合ったりする危険性が高まりますから気をつけましょう!
それでは、このあとも素敵な1日を!
Einen schönen Tag noch!
Tschüs!