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【ドイツ語】「もの」「こと」を表す(中性形)形容詞の名詞化 #344

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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


昨日の第343回では「形容詞の名詞化」「人」を表す不定冠詞つきの名詞について練習しました。

「形容詞の名詞化」において男性形、女性形、複数形は「人」を表すのでしたね。


今日は、中性形は何を表すのかについて解説します。


中性形「もの」や「こと」など抽象的概念を表します。

たとえば
das Alte
は「その古いもの(こと)が」という意味になります。

定冠詞(類)+形容詞+名詞
das alte Ding 
の組み合わせから 名詞 Ding を省いて
das Alte
という形になっているのです。


他にも
das Gute「その良いもの(こと)が」
das Neue「その新しいもの(こと)が」
das Schöne「その美しいもの(こと)が」
などと言えます。


これら中性形は、よく etwas、nichts、viel などと一緒に用いられます。

たとえば
etwas Neues「何か新しいもの」
nichts Neues「新しいものは何もない」
viel Neues「たくさんの新しいこと」
etwas Schönes「何か美しいもの」
nichts Gutes
「良いことは何もない」
などです。

これらは形容詞の前に明確な語尾を持つものが何もありません。
そのため形容詞自体が -es という強語尾をつけて中性だということを示しています。


いかがでしたか?
来週は、これらの表現を具体的にどのように使うか、例文を使って練習する予定です。

Bis Montag.
Tschüs!


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