【ドイツ事情】テーブルごとに担当者が決まっている #308
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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
毎週水曜日はドイツ事情について、私の体験も踏まえてお話しています。
前回は「そこにいるだけでは認知されない」というテーマでお話しました。
今日はドイツでは「テーブルごとに担当者が決まっている」というテーマでお話します。
昔、若いころに初めてドイツに行った時の話ですが、レストランでメニューを見て食べたいものが決まったので注文したいと思ったのですが、誰も来てくれないのです。
横を通ったウェイターさんに声をかけたのですが、なんと無視されました。
若いアジア人だと思ってバカにされているのかな?とショックを受けながら座っていると、しばらくして別のウェイターさんがやっと来てくれました。
他のお客さんの様子を見たり、ドイツ人の知り合いとレストランへ行くようになったりして、徐々に分かったことは、ドイツのカフェやレストランではテーブルごとに担当者が決まっているということです。
自分のテーブルの担当ではない人に声をかけても、何もしてくれません。
かと言って担当の人もなかなか来てくれないことが多いんですけどね。
ドイツでは基本お会計もテーブルでするのですが、日本のようにお客様優先ではありませんから、奥で食器を片づけたりしていたら、それが終わってからゆっくりと来てくれる感じです。
日本のカフェやレストランの接客に慣れていると、イライラするのを通り越して不安になってきます。
しかし大きな声で呼んだりしてはいけません。
日本ではカジュアルなお店では「すみませ~ん!」などと呼ぶことが許されていますが、ドイツではマナー違反です。白い目で見られてしまいます。
ドイツでは時間がゆっくりと流れていて、日本でいかにせっかちに日々過ごしているかが分かったりします。
ドイツに行った時ぐらいは、ゆったりとした時間の流れに身を任せるのも良いかもしれませんね。
皆さんはどう思われますか?
それでは、このあとも素敵な1日を!
Einen schönen Tag noch!
Tschüs!