【ドイツ事情】もう快適な冬は過ごせない!? #160
※ 音声はコチラ↓ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています.
Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ.
白井宏美です.
毎週水曜日はドイツ事情について私の体験も踏まえてお話しています.
先週の第156回では「コカ・コーラは万能薬!?」というテーマでお話しました.
今日は、ドイツでは「もう快適な冬は過ごせない!?」というテーマでお話します.
初めて長期のドイツ滞在が決まった時、寒さが厳しいドイツの冬に備えて暖かい下着を何枚も荷物につめて持っていきました。
しかし、これがまったく必要なかったのです。
建物の中は、どこもセントラルヒーティングで隅々まで暖かかったからです。
たとえば大学でも家でも、日本では部屋は暖かくても、廊下やトイレが寒かったりしますが、ドイツではそういうことがなくて日本よりずっと暖かく快適に過ごせることに驚きました。
外の気温はマイナスになることが多いからといって、暖かい下着を着こんで出かけると、建物内に入った途端、暑くてたまらなくなりました。
脱ぎたくても脱げないので本当に困りました。
一度失敗してから、もう暖かい下着は2度と着ることはありませんでした。
ドイツの人たちを見ると、暖かい上着、帽子、手袋、靴でしっかり防寒し、建物の中に入って上着を脱ぐとTシャツ1枚だったりします。
私はさすがにTシャツ1枚だと寒かったのですが、日本にいる時よりも薄着で身軽に心地よく過ごせました。
しかし、今年の冬はそうはいかないようです。
連日、ガス・電力不足、エネルギー危機が叫ばれ、暖房の設定温度を低くするように、シャワーの回数を減らすようになど注意が呼びかけられています。
ドイツのこれまでの快適な冬とは程遠く、部屋の中でも厚着をして震え、シャワーやお風呂も我慢しなくてはいけないとは・・・。
21世紀とは思えないですよね。
世界中が大変な状況になってしまいました。
日本も様々な脅威に直面していますし・・・。
皆さんは、どのような思いでいらっしゃるでしょうか。
それでは,また明日.
Bis morgen.
Tschüs!