【ドイツ語発音】日本語ネイティブが苦手な子音終止 #251
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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
昨日の第250回では「間違いやすい語末の d の発音」について解説し練習しました。
今週月曜日から子音 [t] の発音について解説してきましたが、あとひとつ練習しておきたいことがあります。
昨日、解説した「語末および音節末の d の発音を[d] と有声音で発音してしまう間違い」はどの国のドイツ語学習者にも見られるのですが、日本語で育った私たちがさらに間違う点というか苦手な点があります。
それは子音 [t] で終わることを頭では分かっていても「トォ」のように後ろに母音がくっついてしまうことです。
つまりカタカナ発音だと母音で終わってしまいます。
たとえば「お金」という意味の Geld の発音が「ゲルト」になってしまうのです。
とくに音節末の d の発音が「トォ」になってしまう人がたくさんいます。
たとえば「財布」という意味の Geldbeutel を「ゲルトボイテル」と発音してしまいます。
このように母音で終わらないように意識して練習してみましょう!
舌に力を入れて、舌の先だけを上の歯と歯茎の境目につけて、強く息を出しながら、すばやく離すことも思い出してくださいね。
発音に集中できるように、冠詞は省いて発音しますので繰り返してください。
(das) Geld(お金)
(der) Geldbeutel(財布)
(der) Mund(口)
(das) Mundwasser(うがい液)
(der) Freund(友達、ボーイフレンド)
(die) Freundschaft(友情、友好関係)
freundlich(親切な)
(der) Wind(風)
windstill(無風の、凪の)
いかがでしたか?
母音で終わらないように発音できると、ドイツ語らしくなってきますよ。
それでは次は月曜日に。
Bis Montag.
Tschüs!