【ドイツ事情】ハーブティーがあれば安心 #184
※ 音声はコチラ↓ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています。
Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ.
白井宏美です.
毎週水曜日はドイツ事情について、私の体験も踏まえてお話しています.
先週の第175回では「リンゴ大好き」というテーマでお話しました.
今日は、ドイツでは「ハーブティーがあれば安心」というテーマでお話します。
日本では風邪をひいてお医者さんへ行くのは珍しくないですが、ドイツでは驚かれます。
市販の風邪薬を飲むというのも、あまり聞きません。
では、どうするのかというと、ハーブティーを飲んで、あったかくして、ゆっくり休むのです。
ハーブティーはドイツ語で Kräutertee と言います。
私のホストファミリーは風邪をひくと、家にストックしてある豊富な種類のハーブからブレンドして、その時々の症状に合わせた Kräutertee を作っていました。
たとえば、Kamille(カモミール)、Holunderblüten(エルダーフラワー)、Lindenblüte(リンデンブロッサム:菩提樹 (ぼだいじゅ)の花)、Mädesüße(メドウスイート)、Pfefferminze(ペパーミント)などです。
薬局やドラッグストアでは、症状別の Kräuterteeや Arzneitee と呼ばれる薬用茶も売られています。
たとえば、風邪の典型的な症状を和らげ、発汗作用で熱を下げ、免疫力をアップする Erkältungs Tee
Erkältung は「風邪」のことです。
咳を鎮めて気管支を楽にする Husten- und Bronchial Tee や、
喉のための Hals- und Rachen Tee などがあります。
風邪だけではなく
胃と腸のための Magen- und Darm Tee
肝臓と胆嚢のための Leber- und Galle Tee
睡眠と神経を落ち着かせるための Schlaf- und Nerven Tee
アンチストレス、抗ストレスのための Anti-Stress Tee
などなど、本当にたくさんの種類がありよく利用されています。
私もドイツで買ってきた、これらのお茶を大事にストックしているのですが、まだ使わずにすんでいます。
皆さんは、風邪をひいた時はどのように対処されていますか?
しっかり予防もしたいですよね。
それでは、このあとも素敵な1日を!
Schönen Tag noch!
Tschüs!