【ドイツ語】副文とは #365
※ 音声はコチラ↓ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています。
Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
昨日の第364回では動詞 wissen について説明しました。
今日から「副文」について解説します。
女性の似顔絵か写真を見せられて
Wissen Sie die Frau?
と聞かれた場合「この女性が誰だか知っていますか?」という意味だと、昨日の第364回で説明しましたが、
たとえば、あなたがこの女性は女優だということを知っているとしたら
Ich weiß, dass die Frau Schauspielerin ist.
と言うことができます。
Schauspieler は「俳優」で
-in が付いて Schauspielerin になると「女優」という意味になります。
Ich weiß(私は知っている)の部分が「主文」で、
dass die Frau Schauspielerin ist (この女性は女優だということ)の部分が「副文」です。
Ich weiß es.(私はそれを知っている)という文と比べると、この weiß の目的語になっている es と dass die Frau Schauspielerin ist は対応しています。
つまり「副文」とは(目的語など)文の中にある成分が文の形になったものなのです。
文の中にもうひとつ文が入っていると考えてもいいでしょう。
このような二つの文を主従関係と捉えて、「主文」に対して「副文」のことを「従属文」と呼ぶこともあります。
ですから
Ich weiß, dass die Frau Schauspielerin ist.
の dass のように副文(従属文)を導く接続詞は「従属接続詞」と呼ばれます。
今日はここまでにしておきましょう。
それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!