エス・ツェットって何?(ドイツ語の特殊文字)#11
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※ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています.
前回は,OからUまで練習しました.
今回は,その続きの V から Z まで練習しましょう.
この Z までが,英語と同じ26文字のアルファベットです.
ドイツ語には,ほかに4種の特殊文字があります.
その1つのエス・ツェットを今日の最後に説明します.
それでは,練習していきましょう!
V からは V W X Y Z と続きます.
V は,下唇に軽く前歯をあてて息を出して,そのあと「アウ」と言います.
W は,下唇に軽く前歯をあてて息を出す時に有声音にします.そのあと日本語の「エー」よりも唇を横に引いて発音します.
X は,「イクス」ですが,「イクゥスゥ」と母音が入らないように気を付けましょう.
Y は,唇を「ウ」の形にして「イ」と言ったあと「プシロン」と言いますが,「プゥ」と母音が入らないようにしましょう.
Z は,「ツェ」のあと舌先を上の歯茎の裏につけてから舌先を離して「ト」と言います.
それでは, 昨日練習したO から Z まで一緒に発音してみましょう.
O P Q R S T U V W X Y Z
そして,特殊文字の ß (エス・ツェット)ですが,この文字はもともと15世紀末の印刷業者が作った活字なのです.
作られた目的は無声の(濁らない)S を表すためです.
ドイツ語のS は母音の前にある場合,有声になりますからね.この濁るS については,後日また別の回で説明する予定です.
この ß の形は S と Z を合わせて作られました.
文字の左半分に S,そして右半分に Z が組み合わされています.
(実際の文字は私のnoteの記事で確認していただけます.概要欄にリンクを貼っておきますね.)
発音も S と Z を合わせものになります.アクセントは後ろに置かれます.
発音してみましょう.
ß
残り3種の特殊文字については,明後日の木曜日に説明します.
明日は祝日ですので,次は明後日になります.
Bis übermorgen.
Tschüs!