【ドイツ語】 「未来形」の使い方(用法) #369
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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
前回の第368回では「未来形の作り方」について説明しました。
今日は、実際この未来形はどのように使われるのか、その用法について解説します。
実は未来形が実際に使われるのは未来の出来事を表す時より、「推量」や「意思」などを表す時なのです。
未来の出来事を表す時、ドイツ語では現在形がよく使われます。この際、morgen など未来を表す副詞を伴います。
たとえば
「明日ペーターが来ます」なら
Morgen kommt Peter.
と表すのです。
それでは「推量」や「意思」などを表す未来形について、例文を使って説明しましょう。
主語が3人称の場合は「推量」を表すことができます。
たとえば
Übermorgen wird sie in Dresden ankommen.
(あさって彼女はドレスデンに到着するでしょう)
と表現します。
また
Jetzt wird sie wahrscheinlich in Augsburg sein.
(いま彼女はたぶんアウクスブルクにいるのでしょう)
というように現在の推量にも使われます。
この時 wahrscheinlich(たぶん)、vielleicht(ひょっとしたら)、sicher(きっと)などの副詞を伴うことが多いですよ。
主語が1人称の場合は「意思」を表すことができます。
たとえば
Ich werde meinen Bericht heute fertigstellen.
(私は今日中にレポートを仕上げるつもりです)
と表現します。
主語が2人称の場合は「命令」を表すことができます。
たとえば
Du wirst bald ins Bett gehen!
(すぐに寝なさい)
と表現します。
いかがでしたか?
頭では分かってもらえたでしょうか。
明日は例文を使って練習しましょう!
それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!