【ドイツ語】ブラームスが過ごした夏の家 in Baden-Baden(ドイツひとり旅)#543
画像引用:ブラームスハウス | southwest-germany
※ 音声はコチラ↓
Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
stand.fm の音声と note でのスペルや書き起こし、この両方を使っていただくと効果的です。
昨日の第542回では、Baden-Baden のカラカラ温泉に行ってみました。多種多様な温泉はもちろん、日光浴できる草原エリアも気持ちよく楽しめました。
さらにサウナにもいろんなタイプがあることに驚いたとともに、3つのルールがあることを知りました。
1.場面説明
ブラームスが過ごした夏の家
温泉保養地の Baden-Baden には多くの王侯貴族や文化人が世界中から訪れました。ドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスもその一人で Baden-Baden に家まで持っていたようです。その家が今でも残っており、博物館として公開されているというので見に来ました。
2.使えるドイツ語表現
そこで今日の表現です。どのような意味か推測しながら発音しましょう。
あなた:Wann hat Johannes Brahms in diesem Haus gewohnt?
スタッフ:Von 1865 bis 1876 hat er hier die Sommer verbracht.
3.単語の説明
wann は「いつ」という意味の疑問詞です。
gewohnt は wohnen(住んでいる)の過去分詞です。
von … bis … で「~から~まで」を意味します。
Sommer(夏)は男性名詞ですが、定冠詞が die になっています。これは複数だからです。「何回もの夏」を意味しています。Sommer は単数形と複数形が同じ形になるタイプです。
verbracht は verbringen「(時を)過ごす」の過去分詞です。
今日の表現を日本語で表すと次のようになります。
あなた:いつヨハネス・ブラームスはこの家に住んでいたのですか?
スタッフ:1865年から1876年まで、彼はここで夏を過ごしました。
4.文法の解説
年号の読み方について
1100年から1999年までは、前の二桁と後ろの二桁に分けて、その間に hundert が入ります。
つまり「前二桁 + hundert + 後ろ二桁」のようになります。
1865年なら「18 (achtzehn) + hundert + 65 (fünfundsechzig)」で achtzehnhundertfünfundsechzig
1876年なら「18 (achtzehn) + hundert + 76 (sechsundsiebzig)」で achtzehnhundertsechsundsiebzig
となるわけです。
それ以外は整数と同じ読み方です。
整数の読み方については第17回から23回で詳しく説明しましたので、あやふやな所があればチェックしてください。
note ではマガジンにまとめています↓
5.背景知識
ブラームスの家(博物館)について
ヨハネス・ブラームスの家は崖の上に建つ可愛らしい家です。 築150年以上も経ちますが現在でも19世紀風の板葺き屋根の家は、まったく昔の姿のまま残っています。ブラームスは、この人里離れた静かな場所で、ある意味質素で居心地の良い、仕事場にふさわしい雰囲気を見出したとのことです。ここで有名な作品の多くが作曲されました。
一般公開されている部屋のひとつには、ブラームスの生涯と、作曲家でありピアニストでもあったクララ・シューマンとの死まで続いた友情が、展示品、自筆譜、資料、そして膨大な写真コレクションによって描かれています。
こちらのサイトからバーチャル見学もできますよ。
参考HP https://brahms-baden-baden.de/
いかがでしたか?
夏が来るたび Baden-Baden で過ごす生活を送ってみたいものです。
それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!