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【ドイツ語】「接続法」まとめ #429

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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


第402回から428回まで「接続法」について説明してきました。


今日は、そのまとめです。


接続法とは「接続的に言う方」でしたね。
接続詞「~」がもともと組み込まれている動詞の形になります。


なぜ「接続法」が必要なのかというと、話される事柄が事実なのかどうかについて、いろいろ違った見方を表すために必要でしたね。

「直接法」は事実とする見方であるのに対して、接続法第1式事実か否かは関知しないとする見方接続法第2式事実ではないとする見方です。
ですから接続法第2式非現実話法で使われます。


「(あのとき)~したと」という過去のこと、つまり主文の「言う」という動詞より前のことであれば現在完了形を使います。
つまりドイツ語の場合(英語と違って)時制の一致はありません


使い方として、非現実話法を紹介しました。

実際には起こっていないこと、起こらなかったことを、「(今)もし~ならば、~だろうに」「(あのとき)もし~だったら~だったろうに」などのように(事実ではない)仮定的条件仮定的結論を述べる表現様式です。


非現実話法で今のことを表すとき「~だろうに」仮定的結論を示す部分を(接続法第2式の形を使うかわりに)würde+不定詞に置き換えることができることも説明しました。

 

また、接続法第2式を使うことによって、丁寧に表現したい時や、控えめ遠慮がちに表現したい時に使うことができるのが婉曲話法でしたね。


仮定的条件の部分を独立的に使って「鳥ならばなあ!」Wenn ich ein Vogel wäre! などと願望を述べる方法もありました。


最後に説明したのは、実際は違うのに「まるで~かのように」と表現する方法でした。
als ob + 接続法第2式で作るのでしたね。


いかがでしたか?
忘れていたところがあれば、復習してくださいね。


それでは、次は月曜日に。
Bis Montag.
Tschüs!




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