【ドイツ語】形容詞の格変化 #316
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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
第306回から315回まで長母音と短母音について解説しました。
発音について解説したものは note のマガジンにまとめていますので、復習に活用してくださいね。
さて、この講座ではこれまで初級から中級にかけての文法と発音について解説してきましたが、文法事項は残すところあと僅かとなってきましたよ。
もう少しで、ドイツ語文法をひととおり知ることとなります。
今日から「形容詞の格変化」について解説します。
まず、形容詞には3通りの使い方がありますので、確認しておきましょう。
一つ目です。
Die Jacke ist gut.
この例文は「このジャケットは良い」という意味で、形容詞の gut は述語として使われています。
二つ目です。
Die Jacke passt mir gut.
この例文は「このジャケット(のサイズ)は私によく合っている」という意味で、形容詞の gut は副詞として使われています。
英語と違って、ドイツ語では形容詞はそのまま副詞として使えるんですよ。
三つ目です。
Die gute Jacke ist teuer.
この例文は「この良いジャケットは高い」という意味で、形容詞の gut は名詞の修飾語として使われています。
みなさん、気づかれたでしょうか?
この三つ目の例文では gut ではなく gute となっていました。
gut に -e という語尾がついていたのです。
これが今回のポイントになります。
ドイツ語では、このように名詞の前に置かれた形容詞が名詞を修飾するとき、形容詞には必ず語尾がついて変化します。
これが「形容詞の格変化」と呼ばれるものです。
どのような語尾をつけて、どのように変化するのかは、明日から少しずつ丁寧に説明していきますね。
それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!