【ドイツ語発音】間違いやすい語末の d の発音 #250
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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
第248回では、日本語とは異なる子音 [t] の発音について解説し練習しました。
この子音に関して、ドイツ語学習者の多くが間違ってしまう点について、今日は解説します。
中級以上の人でも間違っている人が多いんですよ。
それは、語末および音節末の d の発音です。
たとえば
スペルは H u n d で「犬」という意味の単語は最後が d で終わっています。
発音は [hʊnd] ではなく [hʊnt] です。
月曜日から練習してきた [t] の音です。
これを [d] と有声音で発音してしまう間違いがよくあります。
「手」Hand の発音も [hand] ではなく [hant] です。
Hand のうしろに schuhe が続いて Handschuhe になると d は語の最後ではありませんが音節の最後なので、やはり無声音の [t] になります。
Handschuhe は「手袋」という意味です。
それでは、他の単語も加えて発音練習しましょう!
[d] という有声音にならないように気を付けてくださいね。
[t] という無声音ですよ。
舌に力を入れて、舌の先だけを上の歯茎の裏につけますが、もう少し詳しく言うと歯と歯茎の境目につけます。そして強く息を出しながら、すばやく離しすのでしたね。
発音に集中できるように、冠詞は省いて発音しますので繰り返してください。
(der) Hund(犬)
(das) Kind(子供)
(der) Wald(森)
(der) Mond(月)
(das) Bild(絵)
(die) Wand(壁)
(die) Hand(手)
(die) Handschuhe(手袋〈複数形〉)
(der) Abend(晩、夕方)
(das) Abendessen(夕食)
いかがでしたか?
大学のドイツ語の授業でも、最初に発音の解説はするのですが、聞いているだけではすぐ忘れてしまいます。
頭で理解したあとは、必ずしっかり口に出して何度も発音しましょう!
見ているだけ、聞いているだけでは、身に付きません。
舌や口周りの筋肉を鍛えて身体で覚える必要があるのです。
それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!