
職場の人間関係に悩むときは〜認知編〜
皆さんこんにちは、
ユキラボカウンセリングルームです。
今日は、職場の人間家計に悩む人へ
その3 「認知編」ということで
人間の認知の側面について
お話させていただきたいと思います。
さて、「認知」とは何でしょうか?
「認知」が
悩みとどう関係するのでしょうか?
とても簡単に表現すると、認知とは
「事象をとらえて、考えること」
でしょうか。
この考えの中に認識や判断、理解などが
含まれるのではないかと思っています。
線引きは難しいですが、
刺激を受け取る感覚(sensation)は,
感覚器官が刺激を受け取ることであり
知覚(perception)は
この感覚を受け取って把握すること
そして「認知」が、
それらをほかの情報と関連させて
思考や判断に導くもの
ととらえてもいいのではないかと思います。
ではこの、「物事に対する認知」
という人間の心理機能と
心の健康ということでみていきますと、
「物事」
と
「心(感情)」
の間に挟まるものと思ってください。
例えば
上司に書類を提出したら、
上司は書類に一通り目を通して
「ありがとう」と目を合わせずに言い
書類をデスクの脇に置いた
という事実があったとしましょう。
さて、
あなたはこの文章を読んで
自分だったらどういった
感情になるでしょうか。
考えてみてください。
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どうでしょうか。
「目も合わせないなんて、失礼。
しかもサッと見て
横に置いておくだけなんて。
私の仕事って、
それくらいの価値なんだ。」
と思いましたか。
それとも
「目も合わせないほど
忙しいときに
話しかけてしまったのかな。
申し訳なかった、今度から
ちゃんと様子を見てから渡そう。」
と思いましたか。
はたまたそれとも
「ありがとうだなんて、嬉しい。
忙しい上司なのに、
すぐに目を通してくれるなんて。
しかもミスも指摘されなくてよかった。
自分てやればできるじゃないか。」
と思ったでしょうか。
この上司がどういった性格で
いつもどういった態度をあなたに向けているか
によっても感情は変わってきますね。
普段笑顔で優しい人が
目も合わせてくれずに、
さっと目を通しただけなら
不安な気持ちになるでしょう。
逆に普段あなたに
細かい指摘ばかりの上司ならば
逆に自分の仕事が誇らしく思えるかもしれません。
ただ、この「普段の上司」の姿さえも、
「自分のフィルター」
を通してみている
ということを心に置いてみてください。
このフィルターは、今までの経験が
積み重なってできていますので
そう簡単には変えられないかもしれません。
でも「フィルターがある」と
自覚することで
物事の「認知」は
客観的にとらえることができるようになり
「楽」になるのです。
「いつも温和な上司」
「いつも厳しい上司」
という判断だけでも
フィルターがかかっているかもしれません。
常に同じ人間はいないのですから
常に同じ態度で
同じ判断の人もいないと思います。
このフィルターは、
考えの癖のようなもので
色眼鏡をかけている
状態と思ってください。
かけていることさえも
分からない状態
もありますので
眼鏡をはずすことは
難しいことかもしれません。
このメガネがよい方向に働くときもあれば
あまりよくないループに
陥ってしまうときもあります。
自分への否定的な眼鏡をかけている人は
すべてが否定的に
見えてしまうかもしれませんね。
そこで、この眼鏡に気づくコツを最後に
いくつかお伝えしたいと思います。
その①
目の前の世界がすべてだと思わない。
(ほかに自分の居場所や大事な世界があると
そこに執着しなくて済みますので、
少し余裕をもって見れるようになります。)
その②
自分の大事な人が
同じ状況になっていたら
なんていう風に
声掛けするか考えてみる。
(そんなことないよ、
とほかの可能性に気づきます。)
その③
逆に大事な人に聞いてみる。
(きっとあなたの味方になってくれますし
わかってもらえた安心感も得られます。)
いかがでしょうか、
今日は「3つ」あげさせていただきましたが
次回はこの続きで
あと3つのコツを
お伝えしたいと思います。
今日は長くなりましたので、ここまで。
最後までおつきあいくださいまして、
ありがとうございました。
いつもあなたのそばに、
ユキラボカウンセリングルーム