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ブラジル遠征3【既に帰りたい】

ねえ。
ちょっと皆きいてよ。

パッキングの話を前回投稿して“自分旅慣れしてるんで〜”的な調子乗った様子をお伝えしたと思うんですが。。

出発する時の実態がコレ(↑)。

自宅を出発して電車に乗るまでの15分。既に帰りたい。こんな気持ちを抱いてブラジル行くのは初めて。

小さい方で15kgもあるんだよ??
電車の棚に上げるだけで一苦労。
周りの皆さんゴメンナサイ。
おばあちゃんに座る?って聞かれちゃった。
何なら駅までの道中でご近所さんに夜逃げ?って笑われちゃった。
いや、違うんスよ。自分ブラジルいくんスよ。

時は遡る事14日前。
ブラジルにいる友人から連絡が来た。

『you持ってきちゃいなよ』

何年か前にも渡伯する際にお願いされてブラジルに持ち込んだ物がある。

それはトイレ。厳密にいうとウォシュレット。
彼曰く『日本人は天才だ。世界に誇る技術をここブラジルで堪能したい。頼む!お前なら出来る!』との事。

褒められて伸びるタイプ野口、しっかり木に登り安請け負い。後日自宅に届いた巨大なウォシュレットを抱えて空港に向かうものの、周りのビジネスマンや女子高生から受ける“クスクス”に耐えかね、

【トイレを持ったオジサンがトイザラスに駆け込む】

というシュールな絵面を晒しながら可愛くも大きなビニール袋を調達、ブツを隠して渡伯した。

その時の辛さは“見た目”だけだった。

が、

今回は違う。色々違う。
まずお隣の国、韓国から国際電話が入った事から書いておこう。

そもそも野口がブラジル側から聞いていたのは、大阪にいる親族の手元にある『家庭用の小型の』カラオケを持ってきて欲しいとの事だった。

実際には知らない番号から連絡がきて、それが韓国からで、カタコトの日本語で住所をイキナリ聞かれ、『お前誰やねん』と聞いたら“ブラジルのー!”と返され、そこで初めて点と点がつながったところから物語はスタートする。

そんなこんなで怪しい『モシモーシ』から始まった裏プロジェクト。

まず届いたのが出発3日前。

うん。デカいよね。
業務用だよねアタシの知る限り。大きさ伝わるかしら?普通にエナメルバッグよりも大きいの。

で、当然ブラジル側に連絡したさ。
“これ本当にあってる?”って。

そしたら彼は言ったのさ

『ダンボールから出して持ってくれば大丈夫!2日前までに空港に宅配で送ったらイイじゃなーい?税金?ドンマイドンマイ!ダイジョーーブ!』

おい。
としか言いようないよね。
空港にカラオケを送る、、ていうかコチラ人生でカラオケ機材を地球の裏側に持っていく経験なんて、した事ないのに、そもそも宅配で空港に送るってなんだよと。ていうか翌日送れって事か?

え?

って感じ。とはいえこんな物自宅にも置いておけないから、持って行くしか選択肢はないし。。

本件に関してお忙しい中またお休みの日にも関わらず諸々ご相談に乗って頂きましたブラジル旅行社の御担当者様には心より御礼申し上げます。

で、箱から出そうとしたら、、

中身、箱。
もう、どないなっとんじゃ!
って感じ。韓国語読めないからわからないし。

で、どうにかこうにかスーツケースに中身を移して、最後のボスがコイツですよ。

犯人。コイツが犯人。
デカい!重い!分厚い!全然ダンボールにもスーツケースにも可愛く収まってくれない。これ必要な物?と思って開けたら楽曲リストがすっごくキレイに1枚ずつクリアファイルに収まっていた。絶対いる。何なら一番いる。凄いなと感心しつつ、ワタシ思った。

【タブレットにしようよ】
or
【スマホでやろうよ】

愉快な仲間達の1年に一度のお願い。
出来る限りの事はやる。
だって喜んで欲しいもの。
良い仕事して欲しいもの。

でも

次回から断るよ。
『業務用はダメ!絶対』と。

そもそも誰が韓国語をブラジルで翻訳するのか?
ブラジル人が歌える曲など入っているのか?

答えは約50時間後にわかる。

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