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やりたかった店

「どんな人に来て欲しい?」
という質問に素直に答えたお客様像は
「私のような疲れたOLさん」
でした。
じゃあどんなお店だったら喜んでもらえるんだろう?
行ってみようかなと思ってもらえるんだろう?
そう思った時に
《お酒とネイルが好きな自分が理想のお客様像》
だと気づき
そこを突き詰めていくことにしました。

はじめてのネイルサロン

でもね、
ネイルの勉強をしていたのに
実は、ネイルサロンに行ったことはありませんでした。
そして、当時はネイルサロンも少なかった時代。
主流は、マニキュアとスカルプチュアでした。
だから、私の友人でネイルに行っている人はおらず、
唯一経験があったのは私の姉くらい。
そのため、姉からネイルサロンがどんなところか
根掘り葉掘り聞いた上で
勇気をもって銀座のサロンに行ってみることにしました。
そして衝撃の経験をすることになりました。

嫌な経験は記憶に残る

結論から言うと
人生初のネイルサロンは、最悪の経験となりました。
午後のアイドルタイム。
ケアとマニキュアの予約をして
ドキドキしながらサロンのドアを開けました。
カウンセリングは特になく
無言のネイリストから受けた施術は
「ちょっと痛い、お姉さん怖い・・・」
そして、お店を出てすぐに
指先をぶつけてしまい
お店に相談に行くことにしました。
その時のネイリストさんの
嫌そうな顔、今でも忘れません 笑
今にして思うと
特に手の扱いについての説明も受けませんでしたし、
速乾スプレーや
オイルケアなどもありませんでした。
支払った金額は約5000円。
「これだったら自分でやった方がマシ」
これが率直な感想でした。

些細な解決法から《新業態》へ

そしてふと、、、
「こんな風に思われたら絶対に嫌!」
と思い
《ネイルサービスってサービス業なんだ》
と根本を理解をしました。
そして、
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乾かすのに結構時間がかかるから、
お店のどこかで待っていたいな。
そして、こんな風に追い出されないで、、、
乾かす時間にお酒が飲めたら良くない??
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この経験が、どうせなら
《BarでNailを楽しめたらいい!》
というアイディアに繋がり
《Bar de Nail》という新業態での
起業に至りました。

店名には願いが込められているもの

私のような色々なことに疲れていたOLが
楽しく癒やされる場所になって欲しい・・・
そんな願いが込められているので

「 f 」future 未来 fun 楽しい
free 自由 family 家族 freiendship 友情

「 bloom 」話に花が咲く 

から店名は「f'bloom」とつけました。
これが「Bar de Nail f'bloom」の誕生話です。

ちなみに。。。
それ以降、私は
「店名には願いが込められているんだ」と実感し
気になるお店の店名の由来は聞くようになりました。
是非多くの方に、そんな想いに気付いて欲しいなと
願っています!

→ 次回、「開業後、かなり痛い目を見た」 へ続く

■Instagram
https://www.instagram.com/hanako.ishii/

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